usagi bon ごはん vol.142 スモークサーモンの精進つみれ汁 | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.142 スモークサーモンの精進つみれ汁

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第142回は、スモークサーモンの精進つみれ汁。

スモークサーモンの精進つみれ汁

スモークサーモンを使えば、硬くならず、パサつかず、喉ごしの良いつみれが簡単に作れます。きのこを入れたり、蕎麦に入れたりと、お好みでアレンジを楽しんでください。

【材料】4人分

スモークサーモン 100g
長ネギ 30g
卵 1個
クレソン 少々
片栗粉 40g
精進出汁 500ml ※レシピはこちらを参照
味噌 大さじ1
エルブドプロバンス 少々

【作り方】
1. スモークサーモンは粗く叩き切りにし、長ネギ、クレソンは粗く刻んでおく。
2. ボウルに1と卵、片栗粉を入れてよく混ぜ合わせる。
3. 精進出汁を鍋に沸かし、2をスプーンで丸めて煮る。
4. 3が浮き上がってきたら、火を止めて味噌を入れ、とき混ぜて、エルブドプロバンスを入れる。
5. 器に盛りつけて、1の刻んだクレソンをふる。

味噌は偉大

発酵食品のパワーがここ数年見直されて来たのは良いことだ。兎に角、僕のなかでは食べ物と運動が頭と身体の両方にとても重要なんだと確信している。

皆さんが気にする肌や加齢ケアのポイントにもなると思って、大切にしている習慣。昔の日本人が食べていたものが、健康にとても素晴らしかったと言われるが、完全に昔に戻るわけにもいかないけれど、何事も意識して生活するのは大切なことだと思う。結局そこで個人差が出るのだ。

醤油や納豆といった発酵食品は日本人にとってとても身近。その一つが味噌だ。パリでも、「日本食料品店で買う日本の味噌じゃないと美味しくない」なんて言う人達も多いけれど、僕は全く気にせず、近所のオーガニックショップで揃う味噌を買っている。何もかも、凝り固まってこれじゃなきゃ、なんてつまらない。

味噌は単なる美味しい調味料のひとつ。だから、今回のレシピの様に、プロバンスハーブを入れたり、新しくおいしいものを考えるのは楽しい遊びの様なもの。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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