usagi bon ごはん vol.127 緑色の茶巾蒸し | Numero TOKYO
Life / Usagi Recipe

usagi bon ごはん vol.127 緑色の茶巾蒸し

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第127回は、緑色の茶巾蒸し。

緑色の茶巾蒸し

あれば芽キャベツやネギの素揚げを添えてあげると香ばしいアクセントになります。魚介類が苦手な人は、、豚のしぐれ煮などをのせてもいいと思います。

【材料】 3人分
卵 2個
精進出汁 100ml ※レシピはこちらを参照
ほうれん草 50g
薄口醤油 10ml
あれば柚子の皮 少々

むき海老 3匹
ホタテ 1個
牡蠣3個

精進出汁 120ml
薄口醤油 15ml
片栗粉 少々

【作り方】
1. 鍋に水を入れ沸かし、ほうれん草をさっと茹でる。茹でたほうれん草は3cmくらいに切っておく。
2. 精進出汁100mlと1のほうれん草をミキサーにかける。
3. ボウルに卵を溶きほぐし、2を入れ、薄口醤油を10ml入れる。
4. 耐熱容器(コーヒーカップや茶碗などでも代用可)にラップを敷いて、3の卵液を流して茶巾に絞り、口をとめる。
5. 鍋にコーヒーカップの1/4くらいの、高さまで水を入れ沸騰したら、弱火にして、4を入れ蓋をして約13分蒸したら冷水に入れて冷やす。
6. 海老は背わたをとり茹で、ホタテ、牡蠣は茹でて食べやすい大きさに切っておく。
7. 鍋に精進出汁と薄口醤油を合わせて火にかけ、ひと煮立ちしたら軽く片栗粉で軽くとろみをつけておく。
8. 5の茶巾のラップを剥がし盛り付け、上から6をのせ、7をかける。

黄色も緑色も甲乙付け難く

風呂敷が好きだ。一枚の正方形の布だけれど、究極のエコバッグ。風呂敷という名前があり、それにそっと包むだけでより心のこもったより魅力的な中身になる気がしてならない。

箱などを包む時は結ばず持って行くと少し洗練された感じで素敵だし、みかんやりんごな日常的な物を入れてクルクルって捻って絞ってカジュアルに持つのも格好いい。

春巻きもロールキャベツもそして茶巾蒸しも美味しい味と気持ちが包みの中に閉じ込められていて、食べる時、香りや湯気と共に嬉しい気持ちが溢れる。

茶巾とはお点前で使う小さな布。大切なお茶碗を水に浸し絞った布で優しく拭くのに使う。そこには、やはり思いやりの様な気遣いが感じられる。

卵はシットリ少しもっちりと、まるで濡らした茶巾に似てデリケート。酢飯が入ってお寿司になったり、肉や魚、野菜を包んだりバラエティーは豊富。ひよこ色の黄色い卵も最高だけど、ちょっと変化球で、ほうれん草などを混ぜ込んだ綺麗な若草色の茶巾にも心が躍る。

他のレシピもチェック!

Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

Magazine

JULY/AUGUST 2024 N°178

2024.5.28 発売

Summer Is Coming!

夏とわたし

オンライン書店で購入する