Trip / Hotel

古関千恵子がナビゲート
バリ島、ウブドの森に囲まれた楽園「サヤン」

ビーチリゾートへ通うこと四半世紀以上のビーチライター古関千恵子が案内する世界の絶景ホテル。今回は、2つのフォーシーズンズ リゾートで濃縮バリ島体験。神々の島で受け継がれるカルチャーに触れる旅「サヤン」編。

ss21
ss21

興味のままに村を探検。田植えにも挑戦する農場一日体験

ヤシの木がトロピカルだけれど、「日本の原風景と似ている」とよく言われる、バリ島のライステラスの風景。昔ながらのライフスタイルを守りながら暮らす、のどかな農場の一日を体験するのが、このアクティビティーだ。

ガイドの案内のもと、リゾートの裏山からジャングルの中へ。立派な割れ門の民家の前ではチャナン(供え物)を捧げる地元の女性を見かけたり、草むらではヤシの木につながれている牛と出会ったり。民家を覗いていたら、敷地内の神社を案内してくれたことも。何が起こるかわからない、筋書のない散策はバリ島の素顔を垣間見るよう。

リゾートに戻ったら、インドネシア料理のお弁当の朝食を川べりのバレ(ガゼボ)でいただき、敷地内のライステラスで田植え体験。最初は抵抗があるものの、素足で田んぼに入り、鍬を使って土起こし。腰を折ったまま一束、一束、等間隔で苗を植えていくのはハードだけれど、その分、お米のありがたさも感じられる!

1日のお仕事の後は、お待ちかね、お疲れ様のスパ体験! セイリッド・リバー・スパで「バトゥカリ リバーストーン バスリチュアル」でリフレッシュ。これはバリ島の人々が仕事終わりに川で沐浴をし、石を使ってカラダを清めることにインスピレーションを得たバスリチュアル。頭皮のマッサージの後、リバーストーンマッサージ、ココナッツオイルを使ったマッサージが続く。すっきりした後は、アユン川沿いでランチタイム。

バリ島の農場の暮らしを追体験しながらも、そこはフォーシーズンズ、リラクゼーションや優雅なエッセンスも組み込んだ農場1日体験。終了時には、ガイドがさりげなくカメラに収めたその日の写真アルバムと修了証が贈呈される。ちょっとユニークな旅の思い出に!

ss23
ss23

早朝、リゾート内のライステラスから散策はスタート。バリ島で作られている米の種類や米作の方法、世界遺産の認定理由でもある“スバック”(農民たちの水利組合やシステム)についてなど、通常の観光では知りえないお話が聞けるいい機会!

ss22
ss22

リゾートの裏山からジャングルへ。民家の前では、朝のチャナン(供え物)を捧げる女性の姿が。バリ島には、森羅万象に神々が宿ると考えられ、家の割れ門前や敷地内の神社などに、チャナンを毎日お供えする。

ss24
ss24

バリ島の男性に人気の娯楽といえば、タジェン(闘鶏)。空地で興奮した男たちの人垣を見かけたら、それはおそらくタジェン。日ごろから選ばれし鶏たちはご主人さまからマッサージを受けたり、羽繕いをしてもらったり。一羽ずつ竹で編んだカゴに収められ、大切に扱われている。このカゴの中の鶏たち、いかにも気の強そうなこと!

ss25
ss25

ss26
ss26

ジャングルから村落の散策を終えてリゾートに変えると、ちょうどお腹がぺこぺこに。アユン川のほとりに立つバレ(ガゼボ)で、インドネシア料理のお弁当をいただく。シラサギがすぐそばに舞い降りてくることも。一息ついたら、さぁ、お仕事!

ss27
ss27

ss28
ss28

通常、ウブドの観光でライステラスは眺めるものだけれど、ここでは裸足になって、中に入る! 鍬を手に土を耕し、もみ殻から発芽させた苗を規則正しく植えていく。最初は抵抗があった、生温かい泥のぬるっとした感触も、やがて快感に!? 作業後にその場でカットして飲んだヤシの実が、美味しかったこと! 

ウブド編はこちら

Text & Photos:Chieko Koseki

Profile

古関千恵子(Chieko Koseki)ビーチ・ライター。リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスし。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること四半世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で日々ニュースを発信中。「世界のビーチガイド」 www.world-beach-guide.com

Recommended Post

Magazine

ec

JULY / AUGUST 2020 N°138

2020.5.28発売

Time is Precious

時間が教えてくれること

オンライン書店で購入する