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Lifestyle Trip

香港の個性派グルメ探訪
隠れ家的ダイニングから人気建築家のバーまで

現地在住ジャーナリスト甲斐美也子さんが案内する、香港の最旬グルメスポット。王道の広東料理や飲茶の注目店をはじめ、英国人シェフによる本格和食にテキーラ愛たっぷりなバーなど、オールド・タウン・セントラルにはひとひねり効いたお店ばかり!

「大班樓 The Chairman」

アジアのベストレストラン50に選出された、こだわりの広東料理

料理人においしい店を聞くと、ここの名前をあげるという、中環にある広東の名店、大班樓。8年前にオープンし、「アジアのベストレストラン50」2015にも選ばれる実力派だ。広東料理で大切なのは、新鮮な食材であると、鶏肉や豚肉は新界から取り寄せ、野菜の一部は自家農園で栽培。朝一番に魚市場へ行き(香港では貴重らしい)、醤油以外の調味料やピクルスも自家製。素材を生かし、軽い味付けが特徴だ。オーナーの本業とは違う趣味の店だから、商売抜きでこだわりを追及できる。本物を見抜く香港人の心を射止め、連日予約は激戦だ。

大班樓 The Chairman

住所/No.18 Kau U Fong, Central, Hong Kong
TEL/+ 852-2555-2202
営業時間/12:00~15:00、18:00~23:00
URL/www.thechairmangroup.com/

Dear Lily

人気デザイナーが手掛けたファンタジーな世界に酔うバー

手掛ける店すべてが話題を呼ぶ、幻想的な世界観が人気のオーストラリア人デザイナー、アシュレー・サットン。IFCの4階北側に2018年2月オープンしたディア・リリー(Dear Lily)は、まさに彼の真骨頂。「戦場から兵士が送った、愛する花屋の女性へのラブレター」がインスピレーションのきっかけ。設定は1920年のパリの花屋で、バーカウンターは天井から無数のドライフラワーが上下動し、ラブレターも吊るされている。カクテルは3カ月ごとに新メニューが登場、フードはモダン&地中海料理をサーブ。

Dear Lily

住所/Shop 4010, Podium Level 4, IFC Mall, 8 Finance Street, Central, Hong Kong
TEL/+852-2771-6060
営業時間/11:30~24:00(木~土 ~翌1:00) 
定休日/なし
URL/www.diningconcepts.com/restaurants/Dear-Lilly

OKRA Bar Hong Kong

米国人オーナーシェフの技術の粋が光る創作和食

雑居ビルが並ぶ西営盤にある、洗練の創作和食が楽しめる隠れた名店オクラ・バー(OKRA Bar Hong Kong)。1階はカジュアルな居酒屋、2階は寿司バー。若きオーナーシェフのマックス・レヴィさんは、ニューオリンズ出身ながら、NYや東京浅草、北京や香港でも経験を積み、寿司職人歴は22年。

王道の和食というよりも、各地の影響も取り入れた、いわば創作和食。季節のものを使うことを大切にし、食材を日本からのみならず広州エリアからも取り寄せ、屋上でもトマトを自家栽培。鹿児島産のカンパチと四川産キャビアに、スモークした湯葉や自家製チャコールソルトを添えるなど、ひと手間もふた手間もかかっている。店内に流れる音楽も、マックスさんの趣味が前面に。

OKRA Bar Hong Kong

住所/110 Queen’s Road West G/F, Sai Ying Pun, Hong Kong
TEL/+852-2806-1038
営業時間/18:00~23:30(木曜深夜まで)
定休日/日
URL/www.okrahk.com

Restaurant de CHINE

中国各地の料理を結集。エレガントな広東料理を一軒家レストランで

香港駅や中環駅に近くに2016年12月オープンした、一軒家レストラン。落ち着いた雰囲気の中、ホテルのように繊細で美しく、たしかな技術の広東料理&飲茶をいただけるのは貴重。35年以上の経験をもつリンゴ・チョウ料理長が手掛けるのは、中国の各地域の料理を融合し、モダンなテイストをひとふりした、シンプル&エレガントな料理。

食材は鹿児島産の茶美豚や、フォアグラ、なまこなどを厳選。見た目にも華やかで、手間ヒマがかかっているのは一目瞭然。小さな点心もパクリといかずに、じっくりしみじみ味わいたい。

Restaurant de CHINE

住所/G/F, 13 Stanley Street, Hong Kong
TEL/+852- 2595-0808
営業時間/12:00~15:00、18:00~22:00
定休日/なし
URL/restaurantdechine.com/

COA

裏路地の先にある、メスカリが充実したカクテルバー

2017年11月オープンした、メスカリとテキーラのカクテルを得意とするバー。メスカリとは、アガベ(リュウゼツラン)から作られたメキシコの蒸留酒。テキーラは生産地とアガベの種類が限定された、メスカリの一種。オーナーバーテンダーのジェイ・カーンさんは、10年前にはじめてメスカリを口にした時、その多様性のある味わいに魅了され、メキシコへ何度も勉強に訪れたとか。原料のアガベによってテイストが異なり、植物本来の味がすると、ジェイさん。パーティードリンクではない、奥深きメスカリやテキーラの世界へ没入できる。

COA

住所/Shop A, LG/F Wah Shin House, 6-10 Shin Hing Street, Central, Hong Kong
TEL/+852-2813-5787
営業時間/18:00~翌1:00(日曜17:00~)
定休日/月
URL/coa.com.hk/

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Profile

古関千恵子(Chieko Koseki)ビーチ・ライター。リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスし。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること四半世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で日々ニュースを発信中。「世界のビーチガイド」 www.world-beach-guide.com

Photos & Text : Chieko Koseki

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