中川 司(なかがわ・つかさ)
1973年4月11日生まれ、山口県出身。フォトグラファー。
寺井幸也(てらい・ゆきや)
1988年12月27日生まれ、鹿児島県出身。幸せ料理研究家/幸也飯代表。
二人の時を刻み続けるヴィンテージテイストのウォッチ
縦ではなく、横に描かれた文字盤が印象的。ヴィンテージテイストで、お洒落な『ティファニー イーストウエスト』は、美しいデザインとスイスの技術が融合したウォッチ。
「自由に生きる彼と自分を結びつけた、結婚に対する直感。
その思いがもうすぐ形に!」(寺井幸也)
1973年4月11日生まれ、山口県出身。フォトグラファー。
1988年12月27日生まれ、鹿児島県出身。幸せ料理研究家/幸也飯代表。
二人の時を刻み続けるヴィンテージテイストのウォッチ
縦ではなく、横に描かれた文字盤が印象的。ヴィンテージテイストで、お洒落な『ティファニー イーストウエスト』は、美しいデザインとスイスの技術が融合したウォッチ。
同性カップルのパートナシップを認める動きが世界的に高まった2015年。ここ日本でも、渋谷区がいち早くパートナシップ制の条例を施行し、さらには世田谷区でも新しい制度を導入することが決まっている。中川司さんと寺井幸也さんは、そんな世田谷区が公認する第一号カップルになる予定。
「区長と面談をするなどして、本格的に準備を始めたのはこの夏頃からです。制度が始まるのは11月。今から待ち遠しいですね。しかも、準備期間とちょうど同じくらいの時期に、テレビのドキュメンタリー番組や雑誌の特集記事のために取材を受ける機会もあって、不思議な巡り合わせを感じていました。僕らが協力できることで、世の中の意識がより良い方向へと変わったらうれしい」(寺井)
二人のファーストコンタクトは、はFacebook上でのことだった。アクションを起こしたのは、中川さんのほう。
「偶然に幸也を見つけて、メッセージを送ってみたんです。つまりはナンパですね(笑)。そしたら返信がきて、いろいろ話をするような仲に。好きな音楽とか映画とか、食べ物のこととか……。たまにレシピを交換したりもしていましたね」(中川)
「その時は僕が実家のある鹿児島にいて、メールやスカイプで話をしていました。実際に面と向かって会うまでは2ヵ月くらいあったかな? 僕には、まだ交際が始まる前だったけれど何というか予感みたいなものがあって、『もしかしたらこの人が生涯のパートナーになるのかもしれない』と感じたことがあります。遠距離でやり取りしている頃に一度疎遠になったこともあるのですが、その時、僕は自分から動いた。『今、自分が頑張らないとこの関係はダメになる』という直感が働いて。また、その後一緒に生活していくことになった時には、自分の考えを曲げてでも彼のペースに合わせて行こうと決意していました。彼は生き方がすでに出来上がっている大人で、そこに僕が入って行くわけでしたから」(寺井)
15歳の年齢差があるけれど、年下の寺井さんのことを「ずいぶん大人なんですよ」と中川さんは語る。
「暮らし始めたら、実際のところは僕があまりに自由なものだから、幸也が少しずつ正していってくれることのほうが多かったかな。結婚を意識する前の僕は、いわゆる今を生きていたいというタイプで、波乗りのように人生を渡ってきました。そんな僕が、今は先のことをよく考えるようになっている。結婚することを決めて、自分自身が強くなっていると実感しているところです」(中川)
年内には式を挙げることも考えているというから、慌ただしい毎日は当分続きそうだ。最後に、“同性婚”に何かハードルがあると感じるかと尋ねたら、「きっとこれから見えてくるのかも知れない」と声を揃えた。それでも、お互いがいれば毎日は幸せに過ごせる。そんな心地いい確信が、二人をゆるやかに結びつけている。
寺井(右):『ティファニー イースト ウエスト』ウォッチ ¥435,000 リング(PT×18KYG)¥127,000~/ともにTiffany & Co.(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)ジャケット¥68,000シャツ¥32,000/ともにJohn Lawrence Sullivan(ジョン ローレンス サリバン)
中川(左):『ティファニー イースト ウエスト』ウォッチ¥435,000 リング(PT×DIA)¥182,000~/ともにTiffany & Co.(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) ジャケット、シャツ/本人私物
Photo:Yasunari Kikuma Fashion Editor:Aika Kiyohara
Interview:Chiharu Masukawa Hair:Mizuho Hayashitani Makeup:Kanako Yoshida
「夫婦になって家族が増えて。毎日が、仲の良さをアップデートしていっている実感に満ちている」(中林美和)
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