TIFFANY&CO. Numéro Tokyo

PELI × AYAKO

「マイノリティという意識はゼロに近い私たち。
二人の将来を話すときが、すごく楽しい」(PELI)

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Profile

PELI(ぺり)

8月25日生まれ。DJ/PAMEO POSEディレクター兼デザイナー。 

AYAKO(あやこ)

5月24日生まれ。k3セールスマネージャー。

煌めくダイヤモンドをあしらった『ティファニー キー』
箱や扉を開くキーは、ティファニーにとってお守りともいえる大切なモチーフ。

自身のブランドを手掛ける傍ら、ファッションシーンを賑わすDJとしても活躍するPELIさんと、G.V.G.Vをはじめとした国内外のブランドを展開するk3に勤務するAYAKOさん。お互いの存在は仕事仲間のネットワークを通して知ってはいたというが、一気に距離を縮めることになったのは、初めて会話を交わしてからのことだった。

「2年ほど前に、CHEAP MONDAYのイベントを開催したことがあったのですが、そこで話した事がきっかけになって、程なくして付き合い始めました。何が決め手だったかというと、……数えあげたらキリがないくらいに似ていることですね。これはPELIも同じ意見。私たちは、お互いが驚くほどに似た者同士だったんです」(AYAKO)

音楽やカルチャー、食の好み、人付き合いに対する考え方や家族構成、そしてあらゆる占いの結果までが同じだと、次々にわかっていったそう。

「私の方はというと、まずとにかく直感が働いた。今までずっと、何か決断をする時には、いつも直感を信じてきたのですが、人生のパートナーに関しても、やっぱりそうだった。しかもそれだけに留まらず、お互いを知れば知るほど二人に共通することが次々に出てくる……さすがに運命の人と感じずにはいられませんでした。あと、これは自分の心の中にボンヤリとあったことなんですが、私は誰かと付き合っている間でも、ふとその人と別れた時のことを思い浮かべてしまうという変なクセのようなものがあったんです(笑)。それがAYAKOに対しては出てこなくて、『この人は自分にとってきっと特別なんだな』という思いがより確かなものになりました。昔から結婚願望はなかったけれど、今、二人で共有できる気持ちや時間が楽しい。そんなストレートな気持ちに導かれている関係なんです」(PELI)

海と夏が大好きで、大好物はシーフードだと教えてくれた二人。これから世界中の綺麗な海を巡る旅行がしたいと計画を練っていて、ささやかな結婚式を行うことも考えているとか。

「法で認められた結婚についてはまだ先の話になりそうですが、もし叶う時がきたなら、相手はこの人だと思う。いつか正式な結婚もできたらいいなと思っています」(PELI)

「セクシュアリティについては、何かのきっかけがあれば『そういえば』と思う程度で、日頃から意識するということはないですね。自分たちを取り巻く環境がマイノリティを特別視しないところだというのもあって、普段はむしろすっかり忘れて過ごしていると言ってもいいほどです。結婚という形を取ることで、二人がお世話になっている周囲の方々への感謝や、これまでご心配をかけてきたことに対する『すみません(笑)』という気持を伝えられたらと思っています。新たな二人の人生の節目として新しいスタートを切るのは、きっとそこからですね」(AYAKO)

AYAKO(右):『ティファニー キー』オーバル キー(18KYG)¥85,000 チェーン24IN(18KYG)¥71,000/ともにTiffany & Co.(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)すべて本人私物
PELI(左):『ティファニー キー』(右手)クローバー キー(18KRG×DIA)¥270,000 チェーン24IN(18KRG)¥71,000 (左手)オーバル キー(18KRG)¥85,000 チェーン18IN(18KYG)¥57,000 アトラス キー(18KRG×DIA)¥235,000 チェーン18IN(18KRG)¥57,000/すべてTiffany & Co.(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) ドレス¥89,000(参考価格)/Tommy Hilfiger(トミー ヒルフィガー ジャパン)

Photo:Yasunari Kikuma Fashion Editor:Aika Kiyohara
Interview:Chiharu Masukawa Hair:Mizuho Hayashitani Makeup:Kanako Yoshida

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