作家のくどうれいんと歌人の染野太朗が「本気の恋」の短歌をぶつけ合う連載企画。第9回目のテーマは「会話」。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2024年3月号掲載)
Tanka:Rain Kudo, Taro Someno Design:Seigo Kitaoka Edit:Mariko Kimbara
Profile

くどうれいん
Rain Kudo
1994年、 岩手県生まれ。 作家。エッセイから小説、 絵本、 短歌まで幅広く 手がける。『氷柱の声』(講談社)で第165回芥川賞候補に。 歌人としてはコスモス短歌会に所属し、 歌集に『水中で口笛』(左右社)がある。 近著に『日記の練習』(NHK出版)、 俳優の戸塚純貴との共著『登場人物未満』(KADOKAWA)。 食エッセイ集『湯気を食べる』(オレンジページ)が3月4日に発売予定。

染野太朗
Taro Someno
1977年、 茨城県生まれ。 大阪府在住。 歌人。 高校生のときに 短歌結社まひ る野に入会。 第一歌集『あの日の海』で第18回日本歌人クラブ新人賞を受賞。2015年度Eテレ『NHK短歌』 選者。 16年に第二歌集『人魚』(KADOKAWA)、 21年に現代短歌クラシックス『あの日の海』、 23年に第三歌集『初恋』(ともに書肆侃侃房)を出版。短歌同人誌『外出』『西瓜』 同人。『まひる野』 編集委員。