作家のくどうれいんと歌人の染野太朗が「本気の恋」の短歌をぶつけ合う連載企画。第10回目のテーマは「東京」。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2024年4月号掲載)
Tanka:Rain Kudo, Taro Someno Design:Seigo Kitaoka Edit:Mariko Kimbara
Profile

くどうれいん
Rain Kudo
1994年、 岩手県生まれ。 作家。エッセイから小説、 絵本、 短歌まで幅広く 手がける。『氷柱の声』(講談社)で第165回芥川賞候補に。 歌人としてはコスモス短歌会に所属し、 歌集に『水中で口笛』(左右社)がある。 近著に『日記の練習』(NHK出版)、 俳優の戸塚純貴との共著『登場人物未満』(KADOKAWA)、 食エッセイ集『湯気を食べる』(オレンジページ)ほか。初小説作品集『スノードームの捨てかた』(講談社)が5月に発売予定。

染野太朗
Taro Someno
1977年、 茨城県生まれ。 大阪府在住。 歌人。 高校生のときに 短歌結社まひ る野に入会。 第一歌集『あの日の海』で第18回日本歌人クラブ新人賞を受賞。2015年度Eテレ『NHK短歌』 選者。 16年に第二歌集『人魚』(KADOKAWA)、 21年に現代短歌クラシックス『あの日の海』、 23年に第三歌集『初恋』(ともに書肆侃侃房)を出版。短歌同人誌『外出』『西瓜』 同人。『まひる野』 編集委員。