小池栄子インタビュー「舞台で力をつけていく30代にしたい」 | Numero TOKYO - Part 3
Interview / Post

小池栄子インタビュー
「舞台で力をつけていく30代にしたい」

talks #06
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バラエティ番組、そして朝ドラから映画まで出演オファーが絶えない女優、小池栄子。スマートで一本芯の通った強さを秘めた彼女はステージでもその唯一無二の存在感を発揮。新作舞台『グッドバイ』では、編集者・田島が幾人もの愛人と別れるために手を組む美女を演じる。そんな彼女が思い描く、憧れの女性像とは? <舞台『グッドバイ』の情報はこちら
信頼できるパートナーからの言葉
──30代って、女性はいろいろと考えてしまう時期ですよね……。 「考えますよ。子どもが欲しいしと思うと、このくらいの仕事のペースじゃないと難しいな...とか想像したり。でも、仕事が趣味みたいに大好きな自分もいて。これだけ刺激的で心も脳みそもグルグル動かされる趣味は他にないから、好きなことを仕事にできているのは幸せなことですよね。何よりも、『自分(夫)よりも仕事を第一優先にしろ』とパートナーが言ってくれるので、ありがたいなと思います」
──そう言ってもらえるから、思いっきり仕事を楽しめているということも? 「そう言ってくれたから、結婚したみたいなところがあります。結婚したときはまだ27歳で、これからが仕事って時期だったんです。そして、結婚と同時にいい仕事が舞い込んで来たりして、そのときに主人が『きっと仕事を辞めたらふさぎ込むし暗くなるし、魅力が半減する。だから、仕事をいっぱいやりなさい』と言ってくれたました。だから集中して仕事ができるというのはありますね」
──素敵な関係のご夫婦ですね。いまの小池さんが仕事で向かいたい方向はありますか? 「映画も好きですけど、やっぱり舞台で力をつけていく30代にしたい。舞台の仕事は長丁場ですから、さまざまなことを肌で感じられます。作品を創る共同作業を通して、人間関係はもちろん、裏方さんの努力を身を以て知ることもできるし、体調管理から全身の表現方法までいろんなことを学ばせてもらっています。笑顔も拍手もお客さんから直接パワーをもらえるという、テレビではなかなか味わえない体験というのがいいですよね。実際に仲良くさせて頂いている先輩たちも舞台中心の方が多いし、憧れの存在でもあって、とにかくかけがえのないものですね」
──女性として、こうありたいという理想像があれば教えてください。 「ざっくりですが、おおらかでやさしい人。イライラすることもあったりするから、なるだけ寛容にと心がけてますね。そういう面は、主人から学ぶところも多いかも。見た目では分からないかもしれませんが、本当に大らかで、余程のことがない限り怒らないんです。そのスタンスを見習えたらいいのですが(笑)」

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