小池栄子インタビュー「舞台で力をつけていく30代にしたい」 | Numero TOKYO
Interview / Post

小池栄子インタビュー
「舞台で力をつけていく30代にしたい」

talks #06
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バラエティ番組、そして朝ドラから映画まで出演オファーが絶えない女優、小池栄子。スマートで一本芯の通った強さを秘めた彼女はステージでもその唯一無二の存在感を発揮。新作舞台『グッドバイ』では、編集者・田島が幾人もの愛人と別れるために手を組む美女を演じる。そんな彼女が思い描く、憧れの女性像とは? <舞台『グッドバイ』の情報はこちら
中身は怪力傲慢な美女ヒロインに親近感!?
──太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)さんが舞台で完結させるというのはかなり楽しみですね。 「KERAさんがコメディーに仕上げるっておっしゃっていたので、かなり笑えることになるのではないかと。KERAさんならではのブラックユーモアも入ってくるだろうし、女のたくましさと男の滑稽さが炙り出されてくる作品になるんじゃないかなと思っています」
──小池さん演じるキヌ子は、着飾れば美人だけれど普段は汚くてガサツというユニークな女性ですが、共感できるキャラクターだと思いますか? 「生きていくたくましさは似てるかな。力持ちとか大食いとか私と一緒だし、ガサツなところも似てると思います(笑)。でも、チャーミングさもちゃんと残ってるし、人間的に魅力的な女性なので、演じる人によってはキヌ子像が全然異なりそうだし、女優さんだったらきっとやりたい役だと思います。未完の原作がKERAさんの筆でどう付け足されていくんだろう? 早く先が読みたいですね」
──小池さんは、美しくたくましいキヌ子にまさにはまるなと思いました。ご自身はたくましい女性への憧れはありますか? 「ありますね。私もあまりいろいろなことに依存しないようにと思っています。しっかり生きていける人間としてのたくましさは、ここ10年ぐらいで少しずつ付いてきた気がするので、そこはキヌ子を演じる上で使えるんじゃないかと思っています」

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