安藤サクラのONとOFF「カットがかかった瞬間、素に戻って力が抜ける」 | Numero TOKYO - Part 2
Interview / Post

安藤サクラのONとOFF「カットがかかった瞬間、素に戻って力が抜ける」

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昨年は、映画『0.5ミリ』と『百円の恋』で雰囲気のまったく異なる二人の女性を全身全霊で演じきり、世間にその圧倒的な演技力と存在感を残した女優・安藤サクラ。そんな彼女に、完成したばかりの最新主演作『白河夜船』の撮影秘話を直撃。また、女優の顔をオフしたときに見せる素顔について話を訊いた。<映画『白河夜船』の情報はこちら
男性が理想とする女性らしい下着を探しに
──濃紺のマニキュアと下着姿の安藤さん、美しかったです。 「パンツ(下着)は2日にわたって若木さんと一緒に選んだんです。寺子はいつも寝てるから、四角っぽい形のレースのパンツをイメージしていて、若木さんと一緒にKID BLUEのお店に行っていくつか購入したんです。でも、撮影の2日前にまた若木さんから連絡があって、やっぱり、男性が理想とする女性らしいパンツがいいかもしれないと。細くて小さな可愛らしいパンツをイメージされていたみたいで。監督と2人で山のようにパンツを抱えてお店の中をうろうろしていました(笑)」
──実際に映画を観て、何か新しいものは生まれていましたか? 「予期せぬ幸運がたくさん起こった現場でした。新さんとの共演はいつも新しいもの生まれます。でも、それは、若木さんでなければ映せなかったと思います。やはり普段写真を撮られているからか、作品や役者さんとの距離がはっきりしているんです。そのバランスがこの作品の美しさに表れていると思います」
──安藤さんは仕事のオン・オフのスイッチってありますか? 「私は本番のカチンコが鳴ってカットがかかるまでの間がオンですね。カットがかかった瞬間に、ストンと素に戻って力が抜ける。それ以外はあんまり変化がないかな(笑)」

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