冬にもガラス:大室桃生さん | Saiko Ena
Saiko Ena

冬にもガラス:大室桃生さん

私にしては珍しく かわいいものを買いました

大室桃生(おおむろ・ももお)さんのガラス器

DEE’S HALLで展覧会中です 17日まで

パート・ド・ヴェールという技法でつくられています

これは 耐火性のある型の中にガラスの細粒を詰め 加熱焼成するというもの

熱したガラスを口で吹いて形をつくる 吹きガラスには

みんな馴染みがあると思うけど 冬になると 透明ではない

こういうガラスが気になって仕方がないのです

大室さんは 草花を彫り込んだ型に 筆で色ガラスを塗ったり重ねたりすることで

このような植物の色を出しているそう

その上に白いガラスの細かい粒を型に沿って 敷き詰めると

こういう うつわの形状になるというわけ

って 私もいろんな人に10回くらい説明されて

パート・ド・ヴェールをやっと理解した

冬の朝の光に よく合って なんとも美しい

Profile

saiko ena
TOKYO
writer, editor

女性誌編集部を経て独立。産休を機にふつーのごはんをおいしく見せてくれるうつわにハマる。なかでも同世代の陶芸家が作るふだん使いの食器が気になって仕方なく。彼らをひたすら応援、取材する日々。「UTSU-WA?」主宰。

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