サエボーグ新作展示「HISSS」 @岡本太郎記念館(青山) | Saeborg
Saeborg

サエボーグ新作展示「HISSS」 @岡本太郎記念館(青山)

 

 

■展示期間 2015年5月27日(水)~6月14日(日)

開催中:岡本太郎の「生命体」 2015年2月18日(水)~6月14日(日)
※火曜休館(祝日の場合は開館)

開館時間 10:00~18:00(最終入館17:30)

〒107-0062 東京都港区南青山6-1-19 TEL.03-3406-0801 FAX.03-3409-5404

詳細は岡本太郎記念館HPにて→http://www.taro-okamoto.or.jp/exhibition_sae.html

 

 

 

「HISSS」

 

サエボーグの名前は本来の名前とかけてサイボーグ的な身体と重ねて合わせています。
ゴムという人工的な皮膚を身につけ、自分の性別や年齢、様々な枠組みを超越した、人ではない何かになることに憧れているのです。
ゴム製のスーツは汗だくになり、つらく息苦しいですが、パンパンに膨らんだゴムが隙間なく本来の身体を圧迫し、自分の体そのものになる感覚を得ることが出来ます。自分ではないもの、自己を超越したものに憑依することができるのです。
前作は家畜をテーマにし、今回は火をモチーフにしました。
今回のスーツは蛇からうまれた「火ぐるみ」です。
「世界のはじまりの蛇」からうまれてきた生物を超えた生命体です。
岡本太郎が常に描き続けたのはいのちというビックバンです。
かつて蛇には手と足がありました。
蛇は土をくらい、地べたを這いずりまわるようになり、一方で龍は強大な力をもちます。誰が蛇の手足を奪ったのでしょうか。
その問いかけを今回は作品にしました。
神に近づき畏怖する人間、それは現代のプロメテウスなのかもしれません。

 

 

The name “Saeborg” is a combination of the original name put together with cyborg-like bodies.
By applying artificial skin known as “gum elastic” to my body, I aspire to become something non-human; transcending my gender, age, and other various frameworks.
The gum elastic suit causes me to be drenched in sweat and makes it difficult to breathe, but by compressing my true self with the expanded gum elastic and leaving no space in between, I am able to attain a true sense of my body. I am ascend into something other than myself, into a transcended version of myself.
The theme of the previous piece was farm animals. This time I have chosen to go with a fire motif. The suit is a “fire-wrap” born from the snake, and I am a life form that has surpassed the living beings born from the “the world-origin snake”.
Taro Okamoto was able to continuously draw because of the big bang known as “life”.
At one time the snake had arms and legs.
The snake stomped upon the ground and crawled around on the bare earth, all the while the dragon weld tremendous power. So who stole the arms and legs of the snake?
This work is based on that question.
The person who gets close to and fears the gods might just be the current day Prometheus.

 

 

 

サエボーグ
1981年富山県生まれ。
アーティスト。
女子美術大学芸術学部美術学科卒業。
アンダーグラウンドパーティー「Department H」のスタッフを務め、自身のためのラバースーツを作る。 

受賞歴等
Solo
2015  「Slaughterhouse-13」Joshibi Galleria nike
2013  「Slaughterhouse-7」 軍艦ビル地下
2012  「Slaughterhouse-6」 Vanilla Gallery
2011  「脱いでゴムめんね」 Vanilla Mania
2006  「Vegas in space」 Gallery Archipelago

Group
2015   日本財団アール・ブリュット合同企画展「TURN/陸から海へ」
~ひとがはじめからもっている力~ 鞆の津ミュージアム(広島)
2014  「Vanilla Essence」 CELL63 artplatform (ドイツ)
2014  「ANKOKU展」  Gallery DA-END (フランス パリ)
2014  「キャラクラッシュ!」 カオスラウンジアトリエ
2014  「シブカル祭」  PARCOミュージアム
2014  「現代日本のエロティックアート展vol・2」  エロティックミュージアム(フランス パリ)
2014  「CONDENSE VANILLA 2014」 VanillaGallery
2014  「第17回岡本太郎現代芸術展」 川崎岡本太郎美術館
2008  「gendergame」 Joshibi galleria nike
2006  「のぼりとまちなかアートプロジェクト」 協力 川崎岡本太郎美術館
2005  「depositors meeting」  art&riverbank
2005  「彼女は道に迷った」 studio BICART

 

Performance
2014  ゲンロン総会 カオスラウンジ×サエボーグ  ゲンロンカフェ
2014  FetishWeekend (カナダ モントリオール)
2014  「Slaughterhouse-11」 ゲンロンカフェ
2014  「Slaughterhouse-10」 Tokyo Rainbow Pride/パレード第15走者デパートメントHフロート
2010~2014  RubberFestival(大ゴム祭)  デパートメントH 東京キネマ倶楽部

 

Awards
2014 第17回岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞受賞

 

 

やっと今月末より青山の岡本太郎記念館にて新作展示をやれます。

今回は岡本太郎さんとのコラボレーション!

ここまで、様々な方の応援のおかげでできました。

まだまだこれからが大詰めの作業なので、がんばります!

また、パフォーマンスのボランティアを募集したいと思いますので、詳細を後日発表させていただきます。よろしくおねがいいたします~

 

電飾協力

Yotta(木崎公隆) http://yotta-web.com/kintoki/

英訳協力

Edward kamiya  https://www.facebook.com/Edosama?fref=ts

 

撮影協力(上から順に)

BON yamamoto  https://twitter.com/bonyamamoto

kayo yamashita http://yamashitakayo.com/

Yoshitaka Hyoudou  http://blog.livedoor.jp/hyodo_shasin/

Profile

saeborg

サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

Backnumber

Recommended Post