Monogram ART / モノグラム美術
岡本光博、Nadia Plesner 、高須健市、タノタイガ、宮川ひかる、他
テキスト:家本真実
日時|2014年3月28日(金)– 4月6日(日)
会場:KUNST ARZT 京都市東山区三条神宮道北東角2F
tel 090-9697-3786
e-mail kunstarzt@gmail.com
http://www.facebook.com/KUNSTARZTjapan
テキスト:家本真実(摂南大学法学部准教授)
ルイ・ヴィトン社の「モノグラム」をモチーフにした作品で構成する展覧会です。
ルイ・ヴィトン社の、日本の家紋をヒントにしたと言われる「モノグラム」は、
何故これまで多くのアーティストが作品に取り入れてきたのでしょうか。
高級ブランドとしての一般認識に留まらず、
もはや現代のイコンと言われるほど魅力があるのかもしれません。
残念ながら、ルイ・ヴィトン社からの公認を得られなかった作品ばかりではありますが、
否、だからこそ、そのフェアユースかどうかの専門家の判断も含めて、
改めて社会に問いたいと考えています。 (岡本光博 / KUNST ARZT)
協力:作田知樹(Arts and Law)
東京巡回展 space2*3(103-0023 東京都中央区日本橋本町1-7-9) 2014年4月15日(火)から27日(日)12:00-19:00 水休、最終日16:00まで 09048363877 東京での展示はスペースのサイズの関係で、 京都の展示作品からのセレクション展になります。 ただ、もちろん高須さんの作品は東京で収集されたもので作成されます。 |
この展示では大好きな友人、宮川ひかる嬢が出展しています。最近3331アートフェアで「塩入敏治賞」と「住吉智恵 賞」をゲットした方です。
この展示で出す作品は、日本の折り紙で作った精巧なヴィトンのバック。彼女がフランスに留学していた時のものです。(写真上)
ルイ・ヴィトン150周年にあたる04年、パリのシャンゼリゼ通りの本店前でこれを路上販売するというパフォーマンスを決行して、警察に連行されています。(写真下)
もちろん、それらが紙であることがわかると釈放されましたが、誰もが知る「高級ブランドが持つ特別な価値とは何か」を考えさせられる挑発的な作品です。
この後、エルメス主催の展示にも参加してこの作品を発表。
今回の展示は京都、東京の巡回展になりますので、是非足をお運び下さいませ!
宮川 ひかる MIYAKAWA Hikaru 1976年名古屋生まれ。フランス・グルノーブル美術大学卒業(05年)、スイス・ジュネーブ美術大学修士課程修了(07年)。在学中から、モード・テキスタイル博物館(パリ)、ジュードポーム美術館(パリ)、 コレクション・ランベール(アヴィニョン)などの美術館でのグループ展に多数参加し、 07年、ジュネーブ市から若手アーティストを奨励するLissignol-Chevalier賞を受賞。08年から、東京、愛知、オランダでアーティスト キュレーターとして自身の作品を入れた展覧会の企画を行う。近年は、人間の深層心理の元型について、絵画、刺繍、インスタレーション、アクションなど多岐にわたる手法を用いて探求している。主な展覧会に、2013年「Platonic Obsession」 (XYZ collective/東京)、2010年「シュート」(あいちトリエ ンナーレ)、2009年「WONDER BANG!」トーキョーワンダーサイトEmerging Artist Support Program 2008 展覧会企画公募 (TWS本郷/東京)、2006年「Trip of Hikaru」 (高橋コレクション/東京)など。
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テキスト:家本真実 Mami Iemoto text by IEMOTO Mami専門はアメリカ法(契約法、著作権法)、 最近の研究テーマは、 芸術作品におけるフェア・ユース (リチャード・プリンスの作品に関する裁判についての論文など)。 摂南大学法学部准教授Associate Professor of Law, Setsunan University Areas of interest: Anglo-American Law (Contracts-unconscionability, Copyright-fair use) Recent publication: Article about fair use dispute on appropriation art works by Richard Prince (Fair Use in Appropriation Art, 46 Setsunan Hogaku 29, 2013) |
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