毎日新聞(2月23日付広島版)で紹介されました@鞆の津ミュージアム | Saeborg
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毎日新聞(2月23日付広島版)で紹介されました@鞆の津ミュージアム

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2月23日付の広島版の毎日新聞の毎日美術館というコーナーにサエボーグ出てました~!

鞆の津ミュージアムの津口在五さんが文章を寄せてくれました↓嬉しい!

「サエボーグ『HISSS』は、生命の象徴たる「火」を象った光る着ぐるみ作品である。「火」になるということは、身体に刻印された固有性を消去することであらゆる社会化を逃れ、「生命そのもの」となることへの希望を映し出すものだろう。それは、自らがただこの世に生きる「からだ」として肯定されることへの祈りなのかもしれない」

 

鞆の津ミュージアムでの展示「Re:解体新書」はあと一週間、3月5日までです。駆けつけて欲しいですっっ

3月4日にはヴィヴィアン佐藤さんによるワークショップもあるので是非!

そして広島の山陽新聞web版にも紹介されました!→着ぐるみや絵で「からだ」表現 福山・鞆の津ミュージアム作品展 多様な「からだ」の在り方を表現した作品展が、鞆の津ミュージアム(福山市鞆町鞆)で開かれてる。

 

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CINRA.NET:「からだ」を考える『Re:解体新書』展にヴィヴィアン佐藤、サエボーグら – アート・デザインニュース : 

BT2月号アウトサイダー・アート特集に掲載 

雑誌「Hanako」に掲載

雑誌「BRUTUS」 No.838に掲載中

『Wink』1月号に掲載:『Re: 解体新書』鞆の津ミュージアム(広島)

「Re:解体新書」@鞆の津ミュージアム(広島)の展示開始  

 

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『Re:解体新書』

『解体新書』とは、江戸時代の医師であった杉田玄白らが私たちのからだのかたちや仕組みを伝えるために翻訳し著した書物の名前です。そこには、実際にある人体の解剖と観察にもとづいて自己を知ろうとする近代科学的な視線がつらぬかれていました。それを読むことで初めて、私たちは自らのからだの現実的な輪郭を知ることになったのです。また同時に、そうした解剖学的な知は、私たちがどのようにして今の姿になったのかという進化論的な由来を伝えるものでもありました。それは、人間と他の生物との連続性を告げることで、先祖にあたる多様な生命の営みが受け継がれて混在する結節点として自らの身体を再発見する見方を私たちに与えた、というわけです。その意味で言えば『解体新書』とは、この地上で生きるものとして人間だけを特別視することなく、多様な生の共存がすでに自らのからだにおいて実現している、という寛容な自然の歴史的現実を伝えてくれる書物でもあったといえるでしょう。

 

他方で、私たちのからだは、生まれてから死ぬまで常に変化し続け、同じ状態にとどまることはありません。成長して伸びたり縮んだり、凸凹と硬くなったり柔らかくなったり、密になったり粗になったりして、心身のあり方は全くもって一様ではないのです。あるいは、生まれ持ったからだが人と大きく異なっていたり、病気や事故や老化などによって身体器官の機能が失われることで、皆ができることやそれまでにできていたことがうまくやれなくなることもあるでしょう。そのような身体条件の差異や変化に直面した時でも、私たちは、もとの機能を代替する可塑的な心身能力を生かして、姿形や器官の能力を補ったり、それを超え出るための身体拡張技術を開発することによって、自らのからだの境界線を自在に書き換えたり、縫い合わせたりしながら、与えられた環境をどうにかして生き延びようとしてきました。そこにあるのは、自然/人工を分類する境界線を解きほぐし、今ある規範的な身体観や倫理を無効にするような、新たな在り方をしたからだにほかなりません。

 

そこで本展では、多様なからだの在り方を映し出す創作を集め、展示いたしました。私たちのからだに宿された可能性を複層的に理解し、新たなからだの見方をつくり肯定していくためにひもとくひとつの「書物」として、ここに本展を開いてみたいと思います。

 

<出展者>

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上野 良太、岡 雪江、渡辺 航一郎、タナカ マコト、winky.ω、Verg、Kanoguti、コセキ アツシ、鈴木 智、

ヴィヴィアン佐藤、サエボーグ

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鞆の津ミュージアム自主企画展 /『Re: 解体新書』

会期 / 2016年11月12日(土)〜 2017年3月5日(日)

休館日 / 月・火曜日(ただし、祝祭日は開館。12/30-1/3は休館)

開館時間 / 10:00 〜 17:00

観覧 / 無料

主催 / 社会福祉法人創樹会 鞆の津ミュージアム

助成 / 一般財団法人 ツネイシみらい財団

お問い合わせ / TEL: 084-970-5380 FAX: 084-970-5381

e-mail / info@abtm.jp

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『Re:解体新書』出展者・関連イベントなど展覧会情報はこちら→

 

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Profile

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サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

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