展示設置作業に福島行った時の思い出をお送りします。
はじまりの美術館での設置作業が早く終わったので現地視察(というと格好いい感じ)行ってまいりました。
会津若松の方に車を走らせてもらい、まずは鶴ヶ城!
岡部館長が親切に色々連れて行ってくれたり写真も撮ってくれたりしました。感謝!!
本物は上写真のように戊辰戦争の時にボコボコにされて、今あるのは復元したもの。
会津若松を展望。
さざえ堂に入る手前には会津藩滝沢本陣もあります。
戊辰戦争の時の弾痕・刀傷の後が生々しく残っています。
ここの持ち主のおばぁさん曰く、取り壊そうとしてたらバタバタと学者さんたちがやってきて調べたら東北地方にある家の中ではもっとも古いものだということがわかり、重文に指定されたとか。
まさか自分ちが重文になると思わなかったから壊すとこだったわよ~、と陽気に語られた(横にあった家も同じくらい古かったけど既に取り壊してしまい、怒られたらしいw)
そして大本命のさざえ堂へ向かいます!
さざえ堂を観たいがために設置スピードあげて頑張ったんですよ~
さざえ堂は建築界の「東の横綱」とよばれています。
中が螺旋スロープを組み合わせた構造で上りも下りも階段がなく、一度通ったところは二度と通らない。
こんなぶっとび建築何の為に?と思ってたら沢山の拝観者をさばきやすくする為とゆー機能目的からだとか。
写真だとさざえ堂の凄さを伝えきれないのが残念。
こんな発想がとこからかきたのか、享保の改革で洋書解禁のおかげでゼフ・モクソンの図版を観れたとこから思いついたとか。人をさばくのどーしよ、そうだ、これだ!と上手くジョイント出来たわけですね
ここが頂上。
さざえ堂、螺旋元ネタはあるとはいっても、図だけで現物に存在しているのはこれが唯一らしい。
しかも元ネタは階段だけど、さざえ堂の方は階段ないしね(貝の中のイメージを大事にしたのかな?)
上りも下りも階段でないものはこれが世界唯一だとか。
さざえ堂、閉館時間が日没、とされていますが早めに行くようにご注意を。
私が行った時はまだ日没前なのに管理人が帰ろうとしていたところを運よく見つけて「東京からわざわざさざえ堂を観に来たんだ」とお願いをして開けてもらいました。
セコムセットをすでにしたから嫌だったらしいww
因みにさざえ堂の入り口には戊辰戦争の時に白虎隊20人が掘った洞穴と、上には白虎隊のお墓があります。
だからこの辺は観音像が多いのかな、子を思う母的な。