岩岡純子 宮川ひかる展  tokyoarts gallery | Saeborg
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岩岡純子 宮川ひかる展  tokyoarts gallery

友人の宮川ひかる嬢が展示をやるので応援告知を。

ひかるちゃんはフランスの洞窟から戻ってきたばかりでエネルギーに満ち溢れてる状態だと聞いたので、是非触発されに行きたいところです。

 

 

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岩岡純子 宮川ひかる展

8/5(水)-8/16(日) 11:00-20:00
8/10(月)休廊
最終日18:00まで
オープニングレセプション 8/7(金)18:00-20:00

tokyoarts gallery
2-23-8 Higashi, Shibuya-ku, Tokyo, JAPAN 150-0011
〒150-0011 東京都渋谷区東2-23-8
TEL 03-6427-6665 FAX 03-6427-6664
営業時間 11:00~20:00
休館日 月曜日

 

 

世界各地で発見される数万年前の小像がどれも女性像であるように、人類は常に女性に究極の美を⾒出してきたのではないでしょうか?
エステティックとは、美学を意味します。⽇本ではエステと呼ばれ、⾝体の美容術を表す言葉としても使われています。体型、髪型、化粧などの美はそれぞれの時代の環境や社会構造などに影響され、女性とは時代を投影する媒体であったようにみえます。
岩岡純子は、そのような時代や社会における審美の差異を、ボッティチェリやマネなどの名画の中の裸婦にスクール水着を描き加え、美人画に原発の防護マスクを被せるように描き、表現してきました。今回の展⽰作品である盆栽のシリーズをじっとみつめていると、名画にみられる⼥性の姿がその小さな宇宙に浮き上がってくるようにみえます。⼥性のフォルムとは、いつの時代でもその環境や社会的⽂脈によって、秩序⽴てられているかのようです。
そして、さらに美学の根源を辿っていくと、太古の時代における原初的な美や女性像を探索していくことになります。
宮川ひかるは、ネイルアート、タトゥー、ボディカッティングなど、⾝体に潜むプリミティブな創造性をテーマに、洞窟壁画との関連性を⾒出して制作をしています。展⽰作品である裸婦がプリントされた布には、洞窟壁画のモチーフが刺繍で縫い付けられています。原初の絵画といえる洞窟壁画を⼥性が⾝に纏うことで、媒体としての肌を強く意識させます。
太古から⼈類が創造意欲を奮い⽴たられてきた⼥性の美、そして、そこに映し出される社会的⽂脈の差異、ともにエステティックの本質を巡って、制作を続けています。そんな2人の作品展をどうぞお楽しみください。

 

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サエボーグ(saeborg)はラテックス製の着ぐるみ(スーツ)を自作し、自ら装着するパフォーマンスを展開するアーティストです。これまでの全作品は、東京のフェティッシュパーティー「Department-H」で初演された後、国内外の国際展や美術館で発表されている。2014年に岡本太郎現代芸術賞にて岡本敏子賞を受賞。主な展覧会に『六本⽊アートナイト2016』(A/Dgallery、東京、2016)、『TAG: Proposals on Queer Play and the Ways Forward』(ICA/ペンシルバニア大学、アメリカ、2018) 、『第6回アテネ・ビエンナーレ』(Banakeios Library、ギリシャ、2018)、『DARK MOFO』(Avalon Theatre/MONA 、オーストラリア、2019)、 『あいちトリエンナーレ』(愛知芸術劇場、名古屋、2019)、 『Slaughterhouse17』(Match Gallery/MGML、 スロベニア、2019 )など。

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