タイトルに悩みました。“ぬけ感”とか“美人デザイナー”とか入れたいワードが色々とあったから…。
でも結局“ハイヒール”が外せなく、これに落ち着きましたとさ。
東京ブランド「PHEENY」について書きます。
2012年春夏にスタートした「PHEENY」。“シンプルな服が引き出す女性らしさ”をコンセプトにしている、スウェットやデニムを使ったリアルクローズが中心のブランドです。デザイナーは「N.HOOLYWOOD」のパタンナーを経て独立した秋元舞子ちゃん。先日、3シーズン目となる展示会へ行ってきました。シーズンテーマは「UNIVERCITY」。「PHEENY」というブランド名もPhilosophyとFunnyを掛け合わせた造語ですが、今回のテーマもUniversity + City = UNIVERCITYということみたい。ストリートで楽しむUniversityガール。でもそこにほんのちょっと、都会的なCityガールの要素をプラス。カジュアルなのにやぼったくなくて、洗練させた印象にまとめてくれるのがこのブランドの素敵なところ。
シンプルなボーダーカットソー、デニムのホットパンツ、パーカ。
デニムスカート、今季はツートーンが登場。
私はこのニットをオーダー。
レッグウェアもスクールガール風。
真ん中がデザイナーの舞子ちゃん。美女です。右はお友達でメンズ誌編集のあゆみちゃん。育休中。舞子ちゃんが着ているアイテム、トップスは新しいシーズンのものですが、ボトムは今店頭に並んでいる2012-13AWのものですね。
こちら。
「PHEENY」の服は主張するファッションではなくて、着る人の魅力を引き立ててくれる心地のいい服。これが、私の周りの同世代の女の子にものすごくうけています。個人的には、普通なら苦手なジャンルです。スウェットやデニム… なんて言うか、コンバース履いて着ると可愛いよね、っていうボーイズライクなファッションは、短足コンプレックスな私にはなかなか選べないところ。でも「PHEENY」の服を買ってしまうのは、ほどよく“女っぽい”からで、ヒールとの相性がいいからな気がします。(いい感じにエロいの)
舞子ちゃんが作る、the ぬけ感のあるスタイル。今の時代にきっとぴったりなのでしょう。モードな女性たちも、James Perseのカジュアルウェアは何着も買っていたり、おうちの中はRon HermanがセレクトするようなL.A.テイストだったり。そんな素敵な30代に憧れる私たちの世代も自分なりに「ハイクオリティでリラックスできる、一見普通だけど実はこだわり抜かれていて人とは一線を画している服」を探しているのかもしれません。で、それをやっているのが舞子ちゃんなのかも。「N.HOOLYWOOD」時代に培った“ラフさ”の取り入れ方と、本人のセンス。ですかね。次も楽しみにしています。
webサイトもいまどきガール仕様。ぜひ覗いてみて。
Numero TOKYO editor
ハイヒールと合わせたい、PHEENYのリアルクローズ
Profile
editorial staff
TOKYO
fashion, beauty, colture…and more
日々のことから、ファッション・ビューティ・カルチャーに関わるニュース、さらには撮影裏話まで公開。Numero TOKYO編集部のスタッフが最新情報をお届け。
Backnumber
-
ファッションエディターの秘密
16 Nov 2012
-
ブランド好き
16 Nov 2012
-
結婚しない、結婚したい、梨花さんのような結婚式がしたい?
15 Nov 2012
-
やっぱりロンドン!
14 Nov 2012
-
癒しのチェンマイ vol.2
14 Nov 2012