来週28日（月）に発売予定の３月号のカバー・ガールは、世界の歌姫
Lana Del Rey （ラナ・デル・レイ）です!!!
Photo : Mariano Vivanco
Fashion Editor : Miranda Almond
Cover Looks : Valentino
一昨年の夏、ラナ自身が製作したミュージックビデオ
『Video Games（ビデオ・ゲームズ）』がYouTubeにアップされるや
瞬く間にヒットし、世界中で話題となった。まるで映画のような映像…
一度聴けば繰り返し頭に浮かび、その悲しげで憂いある歌声が脳裏に
響く…。初めてその歌声を聴いたとき、衝撃を受けました。
この撮影は１年近くあたためてきたもの。
プロデューサーをはじめ、たくさんの方と一緒に進めてきました。
初めてラナを知ったのは、ちょうど2012年の２月に行われた
ロンドンコレクションの時でした。イギリスを代表するブランド、
マルベリーの展示会にお邪魔させていただき、そこで新作バッグが
発表されるとのことで紹介されたのが、ラナの名前が付けられた
「デルレイ」バッグ。マルベリーファンとしては大興奮！アレクサ・チャンの
名前が付いた「アレクサ」シリーズは有名ですが、このデルレイバッグもまさに
ラナをイメージしたもので、古風なハリウッドスタイルとモダンさが
ミックスされたもの。 ラナって誰? 気になったので発売されたばかりだという
アルバム「Born to Die」を購入し、どっぶりと彼女の歌にハマってしまったというわけです。
日本ではその時あまり知られていませんでしたが、イギリスをはじめ全米などでは
すでに盛り上がりを見せていて、世界各地のアルバムチャートで上位を獲得。
そして、ファッション界からも熱い視線を浴びているラナは、
すごい勢いでたくさんのファンを得ていたのです！
Numero TOKYOでもラナを紹介したい！との思いが強くなったのは、６月。
10月号のアレクサ・チャンの撮影でロンドンに行ったときのこと。ちょうど半日オフの
日曜日に、Love Box（野外フェス）にラナが登場するとのことを聞き、これは本当に
何かの縁だと思い、行ってきました。ラナは夕方くらいの出場だったのですが、
ステージ前にはラナの登場を待ちわびたモデルやオシャレな人で埋め尽くされ、
その姿を待っていたのです。この時の様子はこちらで。
ステージが終わり、確信しました。これはブッキングするしかない、と。
この想いを胸に帰国後、編集長にCDを渡し、「すごい人が出てきました！聴いてください！」と
懇願した次第。それから撮影まで半年近くかかったのですが、ロンドンでの撮影が決定し、
撮影当日までどうなるのかとっても不安でしたが無事に撮影は終了。
撮影前日はドイツでライブがあったため、 撮影当日はヒースロー空港からスタジオまで
ダイレクトに来てくれたラナ。疲れているはずなのにとてもフレンドリーでとびっきりの
笑顔でスタジオに入ってきたラナが忘れられません。撮影がどんな感じだったかというと…
それはモードを見ていただけると分かっていただけるはず。
今までに見たことのないラナ・デル・レイがこの号で登場です。
撮影が実現できたのも、ラナをはじめ、サポートしてくれた方々のおかげです。
本当にありがとうございました。
*来週28日（月）に発売予定なので、是非見てください!!!
