祈りと怪物。蜷川さん版。 | Numero TOKYO editor
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祈りと怪物。蜷川さん版。

2013年観劇初めは、『祈りと怪物』@シアターコクーン!
昨年師走に上演されたケラリーノ・サンドロヴィッチの戯曲を蜷川幸雄演出で見せるという、すっごい企画。

 

(ケラ版は観れていないのですが、)
蜷川版の豪華すぎるキャストと迫力に終始圧倒されっぱなしでした!

 

(2月3日まで上演で、これから観る方もいらっしゃると思うので、内容には触れませんが。)

 

私のお目当ては、満島真之介くん。
彼の舞台姿はハンパないのです!!
俳優デビューした舞台『おそるべき親たち』の初日を観てからの大ファン!
今回も冒頭から、立ち姿、声、目力、迫力、狂気の表情・・・
圧倒されっぱなしでいやほんとにすごかったです。
最初っから汗だくだくなのも、男らしい。
彼の舞台姿をまだ観たことがない人は、ぜひ一度観てもらいたいと思う、
生って本当にすごいんですよ!そんな俳優さんのひとりです。

 

そして、同じく舞台姿が大好きなのが、
中嶋朋子さん。三田和代さん。
舞台に立つと色香のある中嶋さんに今回もメロメロになりました。
清純な女の時は、真っ白に。
悪い女の時は、真っ黒に。
役によってイメージがガラリと変わるんですが、
今回は、怪物的な権力者であるエイモス家の次女を
いじわるだけど魅力たっぷり女っぷりもたっぷり❤
に演技なさっていて、うれしくなりました。

 

同じく舞台姿が大好きな三田和代さんは、
今回は二役。どちらの役でも彼女が登場すると、
舞台がピリリと引き締まる。すごい。迫力満点。
欲望にまみれた100歳を超えるそれぞれのお婆さん役に
狂気すら感じました。

 

その他、
原田美枝子さん、古谷一行さん、染谷将太くん・・・
初めて舞台を観ましたが、素晴らしかったです。
伊藤蘭さんも野々すみ花さんも。
もちろん森田剛さんのナイーブっぷりもよかったです。

 

名前を連ねただけでも、本当に豪華すぎるキャストの『祈りと怪物』。
主役級ばかり集めて、最後に話がちゃんと回収できるの??
という感じですが、ちゃんとまるっと収まります。笑
蜷川さんのお馴染みの手法や演出も交えつつ、
4時間と上映時間が長いですが、
どっぷりと舞台に浸りたい方は、ぜひにです!

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