
イタリアデザイン界の巨星、エットレ・ソットサスの大規模回顧展「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」が開催中。東京・京橋のアーティゾン美術館にて、2026年10月4日(日)まで。
20世紀のイタリアデザインを代表するエットレ・ソットサス。1950年代より、イタリアのオリベッティ社やポルトロノーヴァ社にて、タイプライターや家具をはじめとする数々の独創的なプロダクトデザインを手がけ、その名が世界に知られるように。81年にはデザイン集団「メンフィス」を創設し、その大胆な色づかいと形態によってモダニズム的価値観に異議を唱え、以後のデザインのあり方に大きな影響を与えた人物だ。

そんなソットサスの軌跡をたどる、日本初の大規模回顧展が現在開催中。会場では、ユニークな形態と斬新な色づかいが印象的なキャビネットや、高さ3メートルに達する陶器を積み上げたオブジェ、大胆な構造と繊細な造形が共存するガラス器など、40年代から2000年代にかけての活動で生まれた100点を超える作品や資料を展示。
加えて、写真やドローイング、旅の記録にも目を向けることによって、デザイナーという枠組みだけでは捉えきれないソットサスの側面を浮かび上がらせていく。

なお、本展と同時開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」では、詩人であり美術評論家の瀧口修造に着目。戦後日本の前衛芸術において重要な役割を果たした瀧口が、詩や批評と造形表現を往還しながら展開した活動を、原稿や作品資料を通してたどる試みだ。
日本において初めてのソットサスの大回顧展にして、同館にとって初のデザイン展となる本展。ぜひご注目を。
※掲載情報は6月30日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる
会期/2026年6月23日(火)〜10月4日(日)
会場/アーティゾン美術館 6階 展示室
住所/東京都中央区京橋1-7-2
料金/日時指定予約制:ウェブ予約チケット 1200円、当日チケット(窓口販売) 1500円、学生 無料(要ウェブ予約)
※ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、当日チケットを販売
※中学生以下はウェブ予約不要
時間/10:00〜18:00(金曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館/月曜日(7月20日、9月21日は開館)、7月21日(火)、9月24日(木)
TEL/050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL/www.artizon.museum/
Text:Manami Abe
