
ディオール(Dior)が2025年4月15日(日)京都・東寺の庭園にて2025年 フォール コレクションのファッションショーを開催。ディオール アンバサダーの中谷美紀、新木優子、八木莉可子、横浜流星、北村匠海、江村美咲、ディオール ビューティ アンバサダーの吉沢亮、山下智久らがフロントローを飾った。

ディオールのウィメンズ クリエイティブ ディレクター、マリア・グラツィア・キウリが手がけた2025年フォール コレクションは、身体と衣服の関係を問い直しながら、世界各地の文化における装いの習慣を再解釈する試みを行った。衣服を平面と立体の両面から見つめ、キモノジャケットをはじめとした造形は、1957年秋冬にムッシュ ディオールが手がけた「ディオパルト」や「ディオコート」など、日本の着物から着想を得た過去の作品とも共鳴する。また、1971年に東京で披露されたマルク・ボアンのコレクションなど、日本との関わりが随所に見られた。
今回のインスピレーション源の一つとなったのは、マリア・グラツィア・キウリが京都で鑑賞した展覧会『LOVE ファッション 私を着がえるとき』。この展覧会では、衣服の裁断を通して身体やアイデンティティ、欲望といったテーマを表現し、装いをめぐる文化や、服と身体の関係の多様性と奥深さを伝えていた。
ゆったりとしたラインを描くジャケットやコートには、着物のテキスタイルの美しさと、キウリ特有の建築的な感性が融合。ベルトでウエストをマークすることで、包み込むようなフォルムと構造美を共存させた。
ワイドパンツやロングスカートは、歩くたびに軽やかに揺れ動き、動作そのものが美しさとなる。カラーは黒を基調に、フローラルプリントやゴールド刺繍のインレイがアクセントとなり、深みと力強さが加わった。
衣服というかたちを通じて、文化、身体、建築といった多様な概念が交差する場を作り出し、ファッションの未来に新たな可能性を示すものとなった。
フォール 2025年 コレクションは、伊勢丹新宿店にて4月30日(水)から5月6日(火・祝)まで開催されるディオール フォール 2025 ポップアップ、そして全国のディオールブティックでも展開される。
Dior
クリスチャン ディオール
TEL/0120-02-1947
URL/www.dior.com
Runway Photos: ©️DIOR
- #Yuko Araki / 新木優子
- #Dior / ディオール
- #Takumi Kitamura / 北村匠海
- #Ryusei Yokohama / 横浜流星
- #Tomohisa Yamashita / 山下智久
- #Ryo Yoshizawa / 吉沢亮