奈良美智、工藤麻紀子、小林エリカほか「Made in 青森 −自然と歴史の交差点」@表参道

青森県に縁のある現代アーティストたちの作品を紹介する展覧会「Made in 青森 ―自然と歴史の交差点」が、東京・表参道のOMOTESANDO CROSSING PARKにて開催。会期は、2025年1月24日(金)〜2月24日(月・祝)まで。

弘前れんが倉庫美術館館長の木村絵理子をキュレーターに迎える本展。同美術館といえば、建築家・田根剛が設計を手がけた空間とともに、奈良美智、大巻伸嗣、松山智一、蜷川実花らの個展をはじめ、意欲的な展示企画で注目を集め続けている。

本展では、本州最北端の地・青森が持つ自然の豊かさと歴史の奥深さが、現代アートにどのように息づいているかを紹介する。その背景にあるのは、雄大な自然と長い歴史が織りなす独自の文化。日本最古の土器が発見された三内丸山遺跡をはじめとする縄文遺跡群など、太古から続く人々の営みが息づいている。
また、厳しい冬の風景や、海と山が織り成す景色といった豊かな自然は、アーティストにとって創作のインスピレーションを与える源となっている。

21世紀に入ってから、青森県内では現代アートの発信拠点が次々と誕生し、「青森5館」として知られる美術館群(青森県立美術館、青森公立大学国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館)がアートを通じた新たな地域の魅力を発信。本展は、こうした青森独自の文化的背景を体現するアーティストたちの作品を一堂に集め、東京の中心地である表参道で展開する試みだ。
出品作家には、岩根愛、工藤麻紀子、小林エリカ、田附勝、奈良美智、桝本佳子、三村紗瑛子、吉田真也、L PACK.、蜷川実花 with EiMらが名を連ねる。
青森が生んだ現代アートとその新たな可能性を、この機会にぜひ体感してみよう。
※掲載情報は2月3日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「Made in 青森 −自然と歴史の交差点」
会期/2025年1月24日(金)〜2月24日(月・祝)
会場/OMOTESANDO CROSSING PARK
住所/東京都港区南青山5-1-1
開館時間/10:00〜20:00
休館日/会期中無休
URL/https://anonymous-collection.jp/mia2025/
Text : Akiko Kinoshita