田中義久 × 東京デザインスタジオ @T-HOUSE New Balance | Numero TOKYO
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田中義久 × 東京デザインスタジオ @T-HOUSE New Balance

『Untitled (Japanese Shoebox #140-280)』 (2020年) © Gottingham Image courtesy of Yoshihisa Tanaka and Studio Xxingham
『Untitled (Japanese Shoebox #140-280)』 (2020年) © Gottingham Image courtesy of Yoshihisa Tanaka and Studio Xxingham

この夏、東京・日本橋浜町に新しくオープンしたニューバランスのコンセプトストア「T-HOUSE New Balance」にて、グラフィックデザイナー/アーティストデュオNerhol(ネルホル)としても活動する田中義久を迎えたインスタレーション展が開催。

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『Untitled (Japanese Shoebox #140-280)』 (2020年) © Gottingham Image courtesy of Yoshihisa Tanaka and Studio Xxingham
『Untitled (Japanese Shoebox #140-280)』 (2020年) © Gottingham Image courtesy of Yoshihisa Tanaka and Studio Xxingham
作品集の装丁から文化施設のサイン計画まで幅広くデザインを手がける田中義久。近年では、東京都写真美術館のVI計画、「TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)」、紙の展覧会「Takeo Paper Show」、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館のアートディレクションなどで活躍している。 また、彫刻家・飯田竜太とのアーティストデュオNerhol としての活動でも、国内外で個展を開催するなど、大きな注目を集めている。

展示風景より。
展示風景より。

本展は、T-HOUSE New Balanceの2階に位置する開発スタジオ「TOKYO DESIGN STUDIO」と田中義久による共同企画。田中の紙に対する可能性の追求を起点とし、商品を生産・販売していくなかで排出される端材や廃材を使った新しい紙素材の研究と、それらを用いた製品や作品の可能性をインスタレーションとして表現する。

独自の観点によるサステナブルな仕組みと、新たな付加価値を与えるためのアップサイクルをテーマに、シューズボックスやフットウェアなど、プロダクト展開を模索する過程を紹介。さらに、写真家Gottinghamによる本展のための撮り下ろし写真も展示される。

T-HOUSE New Balance外観。
T-HOUSE New Balance外観。

日本古来の文化である「茶室」からインスパイアされ、築122年の歴史ある蔵(くら)を活用し、現代的な建築と組み合わせて誕生したコンセプトストア「T-HOUSE New Balance」。そのギャラリー兼体験型ストアから発信されるアートとプロダクトの融合を体感しに、ぜひ足を運んでみては?

※掲載情報は11月18日時点のものです。
最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「T-HOUSE New Balance presents art installation
Yoshihisa Tanaka × Tokyo Design Studio cooperative research vol .01」

会期/2020年11月20日(金)〜12月15日(火)
会場/T-HOUSE New Balance
住所/東京都中央区日本橋浜町3-9-2
営業時間/月・火 11:00〜14:00、15:00〜19:00、金・土・日 11:00〜19:00
定休日/水・木
URL/https://www.instagram.com/newbalance_t_house/

Text : Akiko Kinoshita

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