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注目の才能クレア・タブレの日本初個展@ペロタン東京

気鋭のアーティスト、Claire Tabouret(クレア・タブレ)による、日本初の個展が開催中。東京・六本木のペロタン東京にて、2020年12月31日(木)まで。

『Self-Portrait as a Tired Gold Miner』 Photo: Marten Elder  Courtesy of the artist and PERROTIN
『Self-Portrait as a Tired Gold Miner』 Photo: Marten Elder Courtesy of the artist and PERROTIN

フランスの実業家、フランソワ・ピノーやアニエス・ベーのコレクションにも名を連ねるフランス人アーティスト、クレア・タブレ。これまでに世界の美術館で展覧会を数多く開催し、ロンドンやパリの個展では、開催前に作品が一部完売するなど、今注目の才能だ。

現在、タブレにとって日本で初の個展「Lockdown Self-portraits」が、ペロタン東京で開催されている。これまでは人物同士の関係性に焦点を当ててきたタブレだが、本展はセルフポートレイト作品で構成。これは、活動の拠点にしているアメリカで起きたロックダウンの状況下で、自身と向き合うことになった結果として描かれたもの。自分自身と鑑賞者とのダイナミクスに眼差しを向ける、新たな試みとなっている。

『Self – Portrait at the table』 Photo: Marten Elder  Courtesy of the artist and PERROTIN
『Self – Portrait at the table』 Photo: Marten Elder Courtesy of the artist and PERROTIN

『Self – Portrait with George (Green)』 Photo: Marten Elder  Courtesy of the artist and PERROTIN
『Self – Portrait with George (Green)』 Photo: Marten Elder Courtesy of the artist and PERROTIN

タブレの作品に登場する人物像は、化粧や衣装などで身体の一部を隠すことによって、それらを “鎧”のように機能させてきた。新作のポートレートでは、特大のローブやフード付きのスエットシャツ、愛犬などが描き出されている。一方で、エドゥアール・マネの『ラ・プルーン』に描かれた女性像のように、手で顔を隠し、鑑賞者から目をそらしている卓上のポートレートからは、先行きが不透明なこの時代の中で「内向きになっているこの特別なまなざしを見つけたい」というタブレの想いを感じ取ることができる。

本展では、ペインティングのほか、新作のモノプリントも展示される。こちらも、お見逃しなく。

 

※掲載情報は11月19日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

CLAIRE TABOURET「LOCKDOWN SELF-PORTRAITS」
会期/2020年11月19日(木)〜12月31日(木)
会場/ペロタン東京
住所/東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1階
入場料/無料
時間/12:00~18:00(予約制)
休館/日・月曜日
TEL/03-6721-0687
URL/www.perrotin.com

Text : Manami Abe

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