動物写真家・岩合光昭による“ねこづくし”な写真展開催 | Numero TOKYO
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動物写真家・岩合光昭による“ねこづくし”な写真展開催

世界的な動物写真家・岩合光昭(いわごう・みつあき)による、「岩合光昭写真展 ねこづくし」が開催。神奈川・川崎市市民ミュージアムにて、2019年6月30日(日)まで。

1950年、東京都生まれ。ネコ好きとして知られている動物写真家・岩合光昭。世界の街角にいるネコを、ネコの目線から撮影する人気番組、NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」(2012〜)などで広く知られており、2019年2月から公開された映画『ねことじいちゃん』で、自身初の映画監督を務めるなど、活動の幅を広げている。 岩合光昭は、20歳の時に同じく動物写真家の父・岩合徳光(いわごう・とくみつ)に同行したガラパゴス諸島にて、大自然に圧倒されたことをきっかけに写真家の道へ。1980年には『海からの手紙』で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。世界的グラフ雑誌『ナショナルジオグラフィック』の表紙を飾るなど、国外からも高い評価を得ている。

網地島、宮城県石巻市 ©Mitsuaki Iwago
網地島、宮城県石巻市 ©Mitsuaki Iwago
岩合光昭プロフィール写真 ©︎Iwago Photographic Office
岩合光昭プロフィール写真 ©︎Iwago Photographic Office

“ねこづくし”と名付けられた本展では、岩合が日本各地で撮影したネコの写真約200点がシリーズごとに展示される。「島の猫」は、北海道天売島から沖縄県竹富島まで、日本各地の島のネコを集めたもので、このシリーズを展覧会でまとめて公開するのは初めてのこと。また、岡山県備前市や茨城県笠間市など、陶磁器の産地で撮影された「やきものの里のネコ」、神奈川県をはじめ、全国四季折々のネコの写真をまとめた「日本各地のネコ」などのシリーズによって会場が構成される。

たくましくもあり、つかみどころのないネコたちの何気ない一瞬をとらえた岩合光昭の写真。この機会にぜひご堪能あれ!

岩合光昭写真展 ねこづくし
会期/2019年4月23日(火)〜6月30日(日)
会場/川崎市市民ミュージアム 企画展示室1、アートギャラリー1・2・3
住所/神奈川県川崎市中原区等々力1-2
料金/一般 800円、大学生・65歳以上 600円、中学生以下 無料
時間/9:30~17:00
休館日/月曜日、5月7日
※ゴールデンウィーク期間(4月27〜5月6日は休まず開館)
TEL/044-754-4500
URL/www.kawasaki-museum.jp/exhibition/15637/

Text : Manami Abe

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