新伝説!? 岡山×アートの驚愕企画!
『Imagineering OKAYAMA ART PROJECT』
ほかにも、運行中の岡山電気軌道の路面電車「KURO」の車内を色とりどりの風船で埋め尽くし(マーティン・クリード作品)、岡山後楽館高校の天神校舎跡地に69体の “現代の兵馬俑” が立ち並ぶ(サイモン・フジワラ作品)etc.。
それ以外の参加アーティスト名を見ても、ダグラス・ゴードン、ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイス、島袋道浩、アンリ・サラなど、世界の第一線で活躍する顔ぶればかりが12組も集結していて呆然。
これはどう考えても、ただ者のしわざではない……!
それもそのはず、これらのアート作品はファッションブランド「earth music&ecology」で知られる株式会社クロスカンパニーの石川康晴社長が収集してきた「石川コレクション」からの出品。
故郷であり同社の本拠地でもある岡山を、アートで盛り上げ、世界に誇るクリエイティブな都市にしたい。その想いで現代アートのコレクションを始めたと語る石川氏の理念に共感して、日本を代表するインテリアデザイナーであり、現代アートのコレクターとしても名高いワンダーウォールの片山正通氏と、現代アートギャラリー「TARO NASU」代表の那須太郎氏がプロジェクトに参画。
岡山市主催の「岡山未来づくりプロジェクト」のメイン事業のひとつとしてフルスロットルの岡山愛を注ぎ込み、これだけの企画が実現した、というわけだ。
Text:Keita Fukasawa