東京発、テクノロジーアートの祭典『MEDIA AMBITION TOKYO 2014』 | Numero TOKYO - Part 3
Art / Post

東京発、テクノロジーアートの祭典
『MEDIA AMBITION TOKYO 2014』

こうして幕を開けた『MEDIA AMBITION TOKYO 2014』も、いよいよ後半戦に突入。 青山会場のINTERSECT BY LEXUSでは、3月10日よりライトアートの第一人者・森脇裕之によるインスタレーション『atto car, 光の波紋』がスタートする。 六本木会場、青山会場のいずれも、都市空間との接続性を感じさせる環境だけに、天候や時間帯など、その時々の条件によって作品の印象が千変万化。 東京という都市、我々の生活に根差したテクノロジーが、移ろいゆく時間の流れの中で、新たな創造性の花を咲かせていく様子をぜひ、体感してほしい。
Media Ambition Tokyo 2014
Media Ambition Tokyo 2014
IMG SRC / NON-GRID / A4A、渋谷慶一郎 + 池上高志、SHIMURAbros、スズキユウリ、高木正勝、チームラボ、ライゾマティクス、WOW etc.……まさに日本を代表するクリエイティブの先導者たちによる、最先端テクノロジーアートのショーケース。 会場入口に踊る、「WELCOME TO CRAZY TECHNOLOGIES.」(!)のフレーズに、沸き立つ気運がほとばしる。 「日本でいま、いちばん最先端の場所はどこ?」という質問に一言、「ロボットレストラン!!!!!!!!!!」と答えるようにしている自分としても、予想のはるか斜め上をぶっちぎるあのインパクトに、アート文脈やファッション的な洗練性をも兼ね備えた、超クレイジーな表現が生まれ得るかも!? ……と、この街に渦巻くテクノロジー×カルチャーのポテンシャルを予感しながら、2020年・東京オリンピック開会式に対する茫漠たる不安が長野五輪の演出の記憶とともに薄らいでいくような、そんなヴィジョンを幻視した。 『MEDIA AMBITION TOKYO 2014』 期間/2014年2月7日(金)〜3月30日(日) 六本木会場: 場所/六本木ヒルズ 森タワー52F(東京シティビュー) 住所/東京都港区六本木6-10-1 青山会場: 場所/INTERSECT BY LEXUS 住所/東京都港区南青山4-21-26 ※青山会場の3月の展示は、3月10日(月)~30日(日)。3月29日(金)はイベント開催のため16:00までの営業。 URL/http://www.mediaambitiontokyo.jp

Profile

深沢慶太(Keita Fukasawa) フリー編集者/ライター/『Numéro TOKYO』コントリビューティング・エディター。『STUDIO VOICE』編集部を経てフリーに。『Numéro TOKYO』創刊より編集に参加。雑誌や書籍、Webマガジンなどの編集・執筆、企業企画のコピーライティングやブランディングにも携わる。編集を手がけた書籍に、田名網敬一、篠原有司男ほかアーティストの作品集や、編集者9人のインタビュー集『記憶に残るブック&マガジン』(BNN)など。

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