末代まで女子力☆伝承!? パフォーマンス公演『花方』第一章 | Numero TOKYO - Part 2
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末代まで女子力☆伝承!? パフォーマンス公演『花方』第一章


3月に開催された『花方』〜序章「花の宴」より、日本舞踊 尾上流四代家元 尾上菊之丞(おのえ・きくのじょう)(Photo: 岡本隆史)
 
──気になる“花方”ですが、どんな人たちが登場するんでしょうか?
 
K「日本舞踊や“いけばな”などの伝承芸能”を継承している、岩下さんオススメの芸も姿も見目うるわしい若手たちです」
 
──それって“伝統芸能”のことですか!? だとしたら、ちょっと敷居が高い気が…。
 
K「その“伝統”芸能というコトバ自体が、堅苦しいイメージの原因です! かつては庶民の娯楽や日常的なたしなみだった芸能が、昔の形をただ守るだけではなく、その時代ごとの感覚や流行に応じて変化しながら受け継がれてきたわけですから、ここでは“伝統”ではなく“伝承”芸能と呼びつつ、もっと気楽に楽しめるパフォーミング・アーツのイベントとして、この公演を企画しました」
 

3月に開催された『花方』〜序章「花の宴」より、一中節 都派 家元後継 浄瑠璃方 都了中(みやこ・りょうちゅう)(Photo: 岡本隆史)
 
──でも日本文化である以上、“お勉強”が必要ですよね!? 正直、そこが問題かも…。
 
K「いいえ、前知識や勉強は必要ありません! Numero TOKYO 7・8月合併号(5/28発売)の岩下さんの言葉どおり、ただ素直に、見て美しいと感じ、思わず惚れ込んだなら、恋をする気持ちでご贔屓(ひいき)さんになる。それでいいんです」
 
──ある日突然、新人アイドルグループにハマるようなノリですね……!
 
K「そうです! このイベント自体が、見目うるわしい伝承文化の若手たちをもっと多くの人にご紹介するために始まったもの。3月に行われた第1回公演では“序章”と銘打って、いけばなと浄瑠璃(じょうるり)、日本舞踊の共演で、優美でうっとりするような世界観が繰り広げられました」
 
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