2014-2015年秋冬トレンド速報! JUJUが挑戦する3つのテーマ(前編)/ JUJU’s closet vol.38 | Numero TOKYO - Part 2
Fashion / JUJU's Closet

2014-2015年秋冬トレンド速報! JUJUが挑戦する3つのテーマ(前編)/ JUJU’s closet vol.38

Numero.jpでしか読めないモードな連載『JUJU’s クローゼット』。今回は、2014-15年の秋冬コレクションから読み解く次なるファッショントレンドがテーマ。最旬アイテムをJUJUが着こなす撮影に先立って、小誌編集長・田中杏子とJUJUがトークします。話題はファッションからプライベートのあれこれまで。どんな話が飛び出すのでしょうか?(前編)
A「JUJUさんは60年代のファッションはお好きですか? その頃は当然、まだ生まれていないわけですが」
J「はい。でも、母や叔母の若い頃の写真を見ていたので、イメージはできます。昔、実家に『積み木部屋』と呼んでいる部屋があって、母や叔母の昔の服がそのまま置いてあったんです。子どもの頃、そこから勝手に持ち出して着ていたのが60年代の服だったと思うので、60年代の服は好きなんだと思います」
A「行ってみたい、積み木部屋! じゃあ物心がついてファッションに目覚めたとき、手に取りたいなと思った服が、お母様や叔母様のおしゃれ着だったということですね。その中から着る服は、何を基準に選んでいたんですか?」
J「色ですね。白とか黄色、紺や緑。形は、台形の短い丈のワンピースや、マダムが着ていそうなごついレース素材のネイビーのドレスがすごく好きでした。あとはパテントのがっちりしたクラッチなど、バッグも置いてありました」
A「それは完全に60年代テイスト! で、自分でスタイリングして、その服でデートに行ったり?」
J「デートにはそんな服で行かないですよ~(笑)。でも、離れた街にお買い物とかには行ったかな。その頃の私は、ショートカットでもみ上げが長い、それこそ60年代みたいな髪型をしていたんです。7:3でピーッと分けて」
A「へぇ。その髪型で60年代の服を『かわいい!』って着ていたわけか。なんかいいですね、そういう着方。」
──今回のコレクションで印象に残ったブランドは?
A「ルイ・ヴィトンのデザイナーが今回からニコラ・ジェスキエールになったんだけど、すごくかわいいんです。(前任の)マーク・ジェイコブスもよかったけど、やっぱりニコラはうまいですね」
J「いろいろなところで、秋冬のルイ・ヴィトンはかわいいと聞きます」
A「『Swinging London』のテーマだと、グッチは60年代後半~70年代のような細身のパンツに小さ目のジャケットを合わせていて、ボディフィットな感じがかわいかった。ヴァレンティノでは大きなサークルなど幾何学的な模様が気になりましたね。柄物はお好きですか? あまり着ているイメージがないですけど」
J「ヌメロの撮影で着させてもらえると、柄物って楽しいなと思いつつ、結局シンプルな黒とかに落ち着いてしまいます。つまらない人間ですよ(笑)」
【ロンドンは血の毛が多い!?】

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