T「立ち居振る舞い、話し方、言葉遣い、そしてメイクでしょうか。全く同じ服を与えられても、全く違って見える二人がいるとしたら、そこですよね。例えば座っているときに足をどう置いているかとか。突き詰めていくと生まれ育った環境なども重要になってくるんだと思いますが、その人そのものが品性となって表れる。だから、露出の分量ではないんです。奇抜な格好をしていても品の良さが感じられる人と、そんなに露出しているわけじゃないのに下品に見える人っているじゃない。それってとても大切なボーダーラインですよね」
J「上から下までハイブランドで固めても下品に見えていたら、もったいないですからね」
T「思い切りも重要だと思います。日本は『カワイイ文化』だし、いろんな意味で女性は男性から好奇の目で見られる。海外の女性はノーブラでも平気で歩いているじゃない。それが受け入れられる社会とそうじゃない社会とは違いがあるので、ノーブラを推奨するわけじゃないけど、潔さは品性にも表れますよ。背中が大きく開いたトップやミニスカートを着るのに下着が見えていないか気にしてばかりいて、気になっている仕草ばかりしている人が結構いるのですが、あれはみっともなく映る」
J「個人的にはブラジャーのストラップが透明のビニールみたいなものも、ちょっと嫌悪感ありますね」
T「着るなら着る。着こなしちゃうよっていうくらいの気概があるといいと思うんですけどね。大胆に開いている胸元を縫っちゃう人がいたりとか、カルチャーの影響は強いと思うけど、そういう意味で、日本人はセクシーな服があまり得意ではないよね。JUJUさんは舞台上でセクシーなドレスをしっかりと着こなしている印象がある。ちゃんと観客が酔いしれる服装をされていますよね。最後のアンコールではまたちょっとカジュアルな感じですが」
J「Tシャツです(笑)」
T「それがまたいいんですけど、でもオンタイムのときにちゃんとドレスアップしてますよね」