憧れの女性像から最近買ったお気に入りCDまで告白! /JUJU’s closet vol.9
中学生になる頃にはCD屋さんに行って“ジャケ買い”
T「JUJUさんはSoul Ⅱ Soulなんてどこで覚えたんですか? ラジオとか?」
J「子供の頃、周りが子供に聞かせちゃいけない話を平気でする大人たちばかりだったので(笑)、大人の中にいるのがすごく好きだったんです。親よりもちょっと若い世代のお姉さんに遊んでもらったり。そういうときに周りの人たちが聞いていたのと、あとはラジオですね。小学5年生のときに空前のイタロハウスブームが私の中にやってきて、それ以降はずっとクラブミュージックに傾いていました。中学生になる頃にはCD屋さんに行って“ジャケ買い”。その当時って輸入盤の洋楽のCDは箱に入っていて売っていて試聴もあまりできなったので、「このジャケは聴きたいな」っていうものを選んでアルバイト代も全部CDにつぎ込んでいました」
T「もうその頃はレコードじゃなかったんですね」
J「CDでした。でも、そのうちDJも始めたのでレコードも買うようになりました。だから19~20歳までの私は、「毎日1枚ずつレコードとCDが買える生活ができたら幸せだな」って、すっごく思ってました」
T「私は音楽がまったくダメなんですけど、音楽好きの人とレコード屋さんに行くと、並んでいるレコードを指でダーッて弾きながらものすごいスピードで見ていますよね。よくあんな速さで見つけられるなぁと思います」
J「きっとそれ、杏子さんがものすごい数のサンプルの中から目当ての服を見つけ出すのと同じだと思いますよ」
T「なるほど、面白い例え。でもどうしても出来ないな。あれにすごく憧れて練習もしたんだけど、私には何も見えなくて。JUJUさんもあんな感じだったんですか?」
J「あんな感じです。手が真っ黒になるんですよね」
T「すごい。今でもレコードが欲しくなったりしますか?」
J「なりますね。やっぱりレコードの音ってレコードでしか出ないし。ダウンロードよりもCD、CDよりもレコードがいいです。こんなこと言ったら、着うたの人たちに怒られちゃうかもしれないけど…」
T「それが音楽の原点ですからね。Numeroで小室哲哉さんにインタビューをしたときもおっしゃっていました。ダウンロードできるからといってCDやレコードは絶対になくならないですよって」
J「それを言うなら、きっと雑誌もそうですよね」
▶ JUJUが最近買ったCDの中でお気に入りの1枚とは?/続き
Photo:Sachie Maeda Edit:Maki Saito Interview:Yuko Fukui
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