憧れの女性像から最近買ったお気に入りCDまで告白! /JUJU’s closet vol.9 | Numero TOKYO - Part 3
Fashion / JUJU's Closet

憧れの女性像から最近買ったお気に入りCDまで告白! /JUJU’s closet vol.9

“声帯を取り替えて欲しい”くらい憧れる、3人の女性
 

T「ところで、JUJUさんにとってミューズ的な人はいるんですか?」

 

J「キャロン・ウィーラーっていうSoul Ⅱ Soulでも歌っていた人と、ジャズだとサラ・ヴォーン、それとDeed-Lite(ディー・ライト)のレディ・ミス・キアーが、私が3大影響を受けた、機会があったら声帯を取り替えて欲しい3人なんです。とくにレディ・キアーに関してはスタイルもすごく好きで、存在自体に衝撃を受けました」

 

T「へぇ。ディー・ライトの頃にはもうニューヨークにいらしたんですか?」

 

J「いえ、まだ中学生だったので」

 

T「その頃にはもう音楽の道に進みたい、声を生かした仕事がしたいという意識はあったんですか?」

 

J「歌手になりたいとはずっと思っていました」

 

T「それで音楽の勉強をしに渡米されたんですもんね」

 

J「はい。サラ・ヴォーンも、ものすごくスモーキーな空間に着飾った人たちがいるという、私が憧れる古きよき時代のジャズの人。あの頃の退廃的なのにグラマラスなジャズの世界っていうのがすごく好きでした」

 

T「やっぱり音楽という意味でもスタイルという意味でも、その人たちはJUJUさんにとってのミューズなんですね。いいですね、そういう人がいるって」

 

J「杏子さんにとってのミューズは誰なんですか?」

 

T「「こんな人になりたい」みたいな人って誰だったんだろうってよく考えるんですけど…。やっぱりケイト・モスの、あの何を着てもおしゃれになる感じはすごいな、学びたいなと思いますね。あとは映画の主人公に憧れました。『タワーリング・インフェルノ』の中のフェイ・ダナウェイとか。すごく小さい頃に観たんですが、映画の中で社交界のパーティが催されていて、こういう世界ってあるんだ、こういう世界に身を置くって素敵だなってドキドキしました。田舎の子どもにはそれがもう、まぶしすぎて(笑)。なので、社交界っていうものにすごく憧れましたね。きっとそこからファッションというところに入っていったんだと思う」
 
▶ 学生時代、全アルバイト代をつぎ込んでいたものとは?/続き
 
Photo:Sachie Maeda Edit:Maki Saito Interview:Yuko Fukui
 
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