英国発オールセインツ東京ストリートに上陸! | Numero TOKYO - Part 3
Interview / Post

英国発オールセインツ
東京ストリートに上陸!

イギリス発のブランド、オールセインツ(ALLSAINTS)が2016年、日本上陸。来日したチーフ・クリエイティブディレクター、ウィル・ビードルにインタビュー。

アイデアがやむことはない

──ファッション、ハンドバッグに続き、さらにカテゴリーを広げるプランは?

「今後の予定としてシューズラインのローンチを進めている。さらにカテゴリーを増やすこともできるだろうけど、まずは今あるカテゴリーに集中してオールセインツらしい、いいものを作り続けたいと考えている」

──年間で発表するプロダクトの数は400点にも及ぶとのことですが、アイデアはどこから生まれてくるのでしょう?

「アイデアがやむことはない。今朝も目が覚めて窓の外の景色から、いくつかのアイデアが思い浮かんだ。何か新しいものを生み出すということは、9時から17時までにできることではないと思う。仕事としてやるのではなく、自分がやりたいと思うからやるだけ。クリエイティブアーティストにとってインスピレーションとは、目が覚めている間も眠っている間も、文字とおりフルタイムで湧いてくるものだと思う」

──いま気になっているモノやコトとは?

「倉田精二の写真をあらためて見直しているんだ。倉田が切り取る夜の世界にはライブ感や緊張感が宿っている。森山大道の写真も好きだね。『DAIDO IN COLOR』展も印象的だった」

──初上陸した東京で、オールセインツはどんな展開を見せてくれるでしょうか。

「日本人はファッションへの感度が特に高いし、デザインやクオリティに対する要求も高い。でも自分たちもプロダクトには自信がある。ブランドのエッセンスを巧みに取り入れて自分自身のスタイルにしてほしい」

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Interview & Text:Etsuko Soeda

Profile

ウィル・ビードル(Wil Beedle)ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学で文学を学んだ後、パリに移住しアーティストとして活動。ペインティングやコラージュ作品などを手がけてきた。2006年からオールセインツのメンズディレクターを務め、12年チーフ・クリエイティブディレクターに就任。メンズ、レディスに加えバッグライン、さらにヴィジュアルコミュニケーションのディレクションなどを行っている。

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