Fashion / Post
ココリコが語る15年前とこれから。「あの頃は、ずっと人を疑っていました」
人気バラエティ番組『いきなり!黄金伝説』(テレビ朝日系 毎週木曜19:00~)の前身となった深夜番組『ココリコ黄金伝説』(’98~放送)と『ココリコA級伝説』(’99~放送)。ココリコの2人が“伝説”達成のために体を張ってさまざまな企画にチャレンジ。幾多の名シーンを生み出してきた同番組が、放送開始から15年を経て待望の初DVD化。昨年デビュー20周年を迎えた2人が、番組のエピソードやデビュー当時の苦労話、さらにプライベートから今後の抱負までを語ってくれた。
―『ココリコ黄金伝説』のスタートは、芸人生活におけるひとつの大きなターニングポイントだったと思いますが、ほかに転機になったできごとはありますか?
E「仕事じゃないんですが、やっぱり結婚と離婚ですかね。結婚っていうよりも、子どもができたことがでかいですね。一児のパパになったというのは、僕の中で一番のビックイベントやと思います」
T「僕も結婚ですね。大きく変わったっていうと」
―遠藤さんは、お子さんを持たれていろいろと思うことがあったのでしょうか。
E「僕の場合、(親子の)形が変化しているんで…。娘が4歳のときに離婚して、会える時間もいっぱいあるんですけど、今は一緒に住んでいない――。本当にベタな親父の考えですけど、子供が20歳になるまではちゃんとせな、とか、こいつが学校でなんか言われへんようにちゃんとしとかなあかんな、とは思いますね。すごい責任が乗っかってきちゃったなと。前に、(ビート)たけしさんが『親父は家に帰らなくても仕事をちゃんとしていたら、子供が大きくなっても“パパ”って言ってくれる』っておっしゃってたんですけど、それがこの年になってよく分かります。仕事を一生懸命やっていたら、あまり会っていなくても、ちゃんとお父さんだと認識してくれるのかなって」
―お2人は現在42歳。同世代の芸人さんにも第一線で活躍されている方がたくさんいらっしゃいますが、お互いに交流はありますか?
E「プライベートでもしょっちゅう一緒にいます、っていう程仲のいい人はいないんですけど、かといって疎遠な人もいないし、いい距離感ですね。僕らと同じ、銀座七丁目劇場出身のロンドンブーツ(1号2号)や、先輩ですけど加藤さん(極楽とんぼ加藤浩次)やぐっさん(DonDokodon山口智充)など、同じ釜の飯を食べていたような人達が頑張っているのを観ると、あ、俺も頑張ろうって思います」
T「加藤さんはDVDのうなぎパイのところにも出ていただいているんですが、その頃からずっとお世話になっている先輩です」
―最後に、今後の抱負を聞かせてください。
E「すごく大きく言えば、流れに乗っていこうっていうのが基本ベースですね。あとは、コンビでなにかやる機会が最近ないので、できたらいいなと思います。コントの場合、ネタを書いているのは田中なので、俺が言うだけじゃ始まらないんですけど…。なにかしら2人でやりたいですね」
T「番組から15年経って、今またくだらないテイストの伝説にチャレンジするのもおもしろいんじゃないかなと。そのときはぜひ遠藤さんに、おならで低いソの音を出すのがいかに難しいかということを味わってもらいたいと思います」
E「僕は低いソの音だけはすぐ出ちゃうんで。さっきしたのも、多分そうだったと思います(笑)。逆に、高いソの音は出ないかもしれないですけど」
T「自信ありそうなんで、ぜひやってもらいたいですね」
Photo:Ayako Masunaga Styling:Hiroshi Watanabe
Hair&Make-up:Masae Watanabe
Edit&Text:Yuko Fukui
Design:Dynamite Brothers Syndicate
Hair&Make-up:Masae Watanabe
Edit&Text:Yuko Fukui
Design:Dynamite Brothers Syndicate