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ココリコが語る15年前とこれから。「あの頃は、ずっと人を疑っていました」

人気バラエティ番組『いきなり!黄金伝説』(テレビ朝日系 毎週木曜19:00~)の前身となった深夜番組『ココリコ黄金伝説』(’98~放送)と『ココリコA級伝説』(’99~放送)。ココリコの2人が“伝説”達成のために体を張ってさまざまな企画にチャレンジ。幾多の名シーンを生み出してきた同番組が、放送開始から15年を経て待望の初DVD化。昨年デビュー20周年を迎えた2人が、番組のエピソードやデビュー当時の苦労話、さらにプライベートから今後の抱負までを語ってくれた。
―98年に始まった『ココリコ黄金伝説』は深夜1時からのO.A.でしたが、半年後、『ココリコA級伝説』にリニューアルされて23時台に繰り上がりました。そしてそのわずか1年後には『いきなり!黄金伝説』になってゴールデンタイムへ。かなりのスピード昇格でしたが、やりながら手ごたえは感じていましたか?
T「当時は黄金伝説がまずベースにあって、そこからほかの現場に行っていたんです。1週間ずっと伝説にチャレンジしていることも多かったので、絶えずカメラが回っている印象でした。だから、あんまり冷静に手ごたえを感じている暇もなかったというか。必死な感じやったんだと思います、多分。普通に話しているところからすでにカメラが回っていて、いきなり伝説がスタートする、っていうドッキリみたいなこともあったんで」
E「こういう取材のインタビュアーさんがグルだったこともあるんです。僕らに言わせようとしているキーワードがあって『田中さんって●●が好きですよね?』、『遠藤さんはどんなことがしたいんですか?』とかって聞いてきて、まんまとキーワードを言ってしまうと、その瞬間に企画が始まる…」
T「この頃の僕は、ずっと人を疑ってました」
E「今日も俺は信用してないですけどね、どこかで」
T「本当に怖いですよね」
―今日のインタビューはドッキリではないのでご安心ください。黄金伝説が始まったのは、お2人が27歳の頃ですよね。27歳で冠番組を持たれるというのは、芸人さんとしてはエリートコースではないでしょうか。
E「92年にこの世界に入ったので、黄金伝説が始まるまで5年くらいですか。その5年間は大変でしたけどね、お金がなくて。電気を止められることもしょっちゅうだったので、家に帰るとまずは『今日は電気ついたぞ』っていう確認から。電気、水道、ガスだと、水道が最後まで止まらないんですよ。水がないと生きていけないから」
T「食べるものがなかったので、遠藤が近所のコンビニの店員さんと仲良くなって、賞味期限切れのお弁当を分けてもらってたんです。で、さらに遠藤がこれは食べへんっていうものを、僕がもらってたんですよね。つまりそれって2段階…。2回ふるいにかけられて、さらに余ったものを食べてる感が辛かったですね」
E「賞味期限切れの弁当を田中に売ったこともありました。どっちかが生きていかなあかんから」
T「僕の部屋にはシャワーがなかったから、近所のコインシャワーによく行ってたんです。4分100円の。遠藤の家でシャワーを借りるときも、4分で100円取られることがありました…」
E「死んだ田中を食べてでも、生きなあかんと思っていましたからね。でも考えてみると、5年で冠番組っていうのはやっぱり早いですよね。15年前と今では、芸人さんが番組を持つことのニュアンスがちょっと違うかもしれないんですけど。冠番組なんて、今はあんまりないですからね」
T「ラッキーだったんだと思います、本当に。こうやって今も続いているっていうのは、周りの人に支えられているおかげやなぁって」

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