現地の味が感じられる本格派レストランを厳選!【南インド編】
スパイスを欲したときにおすすめの8店をご紹介。きっと満足すること請け合いの、南インドやスリランカの絶品メニューばかり。おいしく食べたあとは、体がポカポカ、心は軽くなって、笑顔が浮かんでいるはず! 前編は南インドのカレーを味わえるおすすめ4店。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2019年12月号掲載)
南インド
北インドと比べて、南インドは自然豊かで穏やかな生活感が魅力のエリア。菜食料理がメインで、カレーや副菜などをご飯と混ぜながら食べるのが主流。
オーガニック&アーユルヴェーダ 南印度料理タミルナドュ
インド風フルコースのおもてなし料理
「食事で元気になってほしい」という思いを込めてタミル州出身のシェフ、ポールさんが作る料理は、優しくきれいな味わい。アーユルヴェーダを取り入れ、可能な限り、日本の有機野菜や、インドで自然栽培されている野菜を使っている。「ミールスは本来、おもてなし料理。大きなバナナリーフにさまざまな料理が並び、パレットのように思うままに混ぜて食します。コース料理が、一度に並ぶイメージです」とスタッフの國井光枝さん。小麦の原種に近いというインドの全粒粉で作った揚げパン、プーリーや、ドラムスティック(日本ではモリンガ)というインド独特のスーパーフードも要チェック。
住所/東京都目黒区下目黒2-23-2 2F
TEL/03-6417-4459
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30)、18:00~23:00(L.O.22:00)
※日は18:00〜22:00(L.O.21:00)
エリックサウス 東京ガーデンテラス店
ミールスのおいしさを日本に広めた先駆者
ミールスは、野菜や豆、スパイスを使ったさまざまなおかずやスープがワンプレートになった南インド式の定食。本格的な南インド料理を日本に広めている立役者でもあるエリックサウスいわく、ミールスの醍醐味は味を少しずつ重ねるプロセスにあるとか。「最初はそれぞれの味を楽しみ、だんだん混ぜながら食べ進めていくのがおすすめ。味の奥行きや、スパイスの香りが広がります。途中でウールガイ(インド式の漬物)やポディ(ひよこ豆のふりかけ)、チリオイルを薬味的にプラス。味の掛け算が楽しめます」とスタッフの宮田 謙さん。ヨーグルト、クリスピーなパパドがアクセントに。
住所/東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町2F
TEL/03-6272-5529
営業時間/11:00~23:00(L.O.22:30)
定休日/無休
URL/www.erickcurry.jp
シバカリーワラ
ここだけで食べられるインドの味
カレー好きの間でよく知られている人気店。インド人シェフと日本人店主が作り出す料理は、インディアンスピリットを感じるオリジナルの味わい。おいしさを突き詰めた定番のバターチキンのほか、スパイシーなドレッシングのコリアンダーサラダや、いちじくとカシューナッツを練り込んだカプリナンなど、ここでしか食べられない料理にファンが群がるのも納得。オーナーは定期的にインドを訪れては、現地を食べ歩いて見つけたおいしい料理のヒントを持ち帰ってくるそう。タンドール料理など、カレー以外のスパイス料理もたくさんあり、お酒と合わせて楽しむことができる。
住所/東京都世田谷区太子堂4-28-6 2F
TEL/080-9432-8200
営業時間/11:45~15:00(L.O.14:30)、18:00~22:30(L.O.21:45)
定休日/不定休
URL/shivacurrywara.jp
ダルマサーガラ
ミールスを優雅に楽しみたいときに
35年前に初めて食べた南インド料理のおいしさに魅了されて以来、ずっと飽きずに探求しているという店主の山田尚美さん。「インドの人たちがおいしいと言ってくれることをコンセプトとしているので、日本ナイズドはまったくしていません」。南インドのタミルナドゥー州から来たシェフたちが作る本物志向の味に、欧米やアジアからの外国人客も多いそう。インドの5つ星ホテルレベルの味を提供しているのだからと、器はインドで特別にオーダーした重厚感のある美しいシルバー。落ち着いた雰囲気のインテリアで、目上の方や仕事仲間と一緒に訪れるときも安心感がある。
住所/東京都中央区銀座4-14-6 ギンザエイトビル2F
TEL/03-3545-5588
営業時間/月〜金 11:30〜14:00(L.O.)、18:00〜22:00(L.O.)
土・日・祝 12:00〜14:30(L.O.)、17:30〜21:00(L.O.)
定休日/無休(年末年始のみ休み)
URL/dharmasagara.com
※価格は税込表示です。