あけましておめでとうございます。
謹んで皆様の新年が健やかで輝かしい事をお祈りしております。
1月吉日 Die-co★
と新年のご挨拶をさせて頂きましたが、もう7草粥でございますね。。。ちなみに今年のお年賀は着物を仕立てました。服地の生地で松と竹のおめでたい柄を見付けたので着物を仕立て、羽織はベルベットです。兵児帯にはLOEWEのスワロフスキーのアクセサリーを飾り、半襟にはスパンコールで刺繍しました。
どうせ、普通の生活ではありませんし、たいそうなお茶会でも天皇陛下から園遊会にご招待を受けた訳でもありませんので、思いっきりタブーだらけです。
こうやって洋服と同じ感覚で着物も楽しまないと、世界に誇る日本の伝統技術はどんどん無くなってしまうんじゃないかしら。。。。私はそう思います。
さて、皆様の新年は如何でしたか？健やかに、のんびりされましたか？
私は東京で暮らし始めて20数年、初めて年末年始を実家に戻り、家族と年老いた猫二匹と紅白歌合戦から年越しを迎えるというオーセンティック過ぎる新年を迎えました。。。。。Wifiが繋がらなくて死ぬかと思いましたね。マドリードでもタオルミーナでもなかった事が日本で起こるなんて。。。。
久しぶりに喰ってゴロゴロするだけの日々を1週間程送り、完全にダメ人間になって東京へ復帰しました。2kg程体重が。。。。ただ今、間もなく始まるパリコレの準備の為に衣装制作中ですが、サイズを上げるのは死ぬ程嫌、、、、人間1gでも軽い方が幸せを掴むチャンスは格段に上がる事は、身を持って熟知しております。。。この二週間、ほぼ絶食ですね。。。。。そんな戒めも兼ねて、年末から年始に頂いた美味しかったものをUPして、反省したいと思います。。。。。
まずは、年末に台湾から仲良しの友人が遊びに来てディナーをしようと言う事で、神楽坂にある料亭『石かわ』へ。日本中から最高の食材を集めて創作される上品なお料理は実に素晴らしく、親日家の友人によるブッキングでした。海外からのゲストをおもてなしするには最高でしたので、私のリストにプラスしておきたいと思います。
こちらは鴨の天婦羅。。。鴨を天婦羅で頂いたのは人生初めてございます。薄くてカリカリの衣に、お皿の底に少しだけつゆと大根おろしが敷いて合って、なんとも雅やかなお味でございました。。。
師走のスペシャルメニューという事で汁物はお雑煮。関西風の白味噌の御雑煮はくじらで取った出汁を使い、しっかりとしたお味で、一口大のあられのようにカリカリに焼いたお餅も最高でしたね。ほんと、やんごとなきお味でございました。。。
神楽坂 石かわのサイトへはこちらからどうぞ。
続いては年末女子会という事で某ラグジュワリーブランドの敏腕プレス達と仕事納めがもうすぐという時期に生牡蠣を頂いて来ました。生牡蠣は苦手な方も多いですし、忙しい時期や海外等では危機管理を考えて食べない人が多いのも事実。今年のお仕事の終わりが見えて来たこの時期に白ワインと頂くというテーマで、恵比寿『オストレア』へ行って来ました。
こちらはトライアルで、その日のオススメを６種類生牡蠣を楽しめるメニューです。やっぱ産地や種類によっていろいろ味が違い、たっぷりと堪能させて頂きました。
生だけではなくチーズ焼きやカキフライも絶品！白ワインがじゃんじゃん進みましたね。。。。
あれぇ？？？牡蠣食べに行ってなんでフォアグラ？？？？まぁ、フランスの食卓繋がりで。。。
ここのはかなりのボリュームでございました。スプーンですくって食べるくらいの豪快さで、パリのビストロなんかで出てくる感じで美味でしたね。。。バルサミコをかけて。。。
『オストレア』のサイトへはこちらからどうぞ。
実家に帰る途中、博多で知人に会う事にしました。東京でお仕事等をさせて頂く方とその人のホームグラウンドで食事をするのは実に楽しい事です。
ディープでベタベタな所へ行きたいとリクエストしたら素敵な隠れ家的なお店に連れてってくれて、オーナーが世界中いろいろな所を旅して、そこで触れた美味しかった物を厳選して出している『地球屋』さんというお店でした。
世界各国のポスターが乱雑に並んだ店内で、世界のいろんな場所の美味しい物を少しずつ頂ける実に素敵なと場所でした。。。。
こちらはあん肝。。。。私はこれを海のフォアグラだと思っています。。。。
こちら、ゴマ鯖。九州は新鮮な鯖が良く穫れるので、こういう東京では珍しいメニューが頂けます。生の鯖とゴマとネギ。漬けるタレは家々で趣向を凝らし違いを出すのが地元の伝統のようですね。。。
こちらは少し甘いタレでございまして、いやぁ〜、黒糖焼酎が進む進む、、、、、、。
博多『地球屋』のサイトへはこちらからどうぞ。
はい。。。そんでもって実家です。。。。20年振りにお正月に実家に戻ってもお客様扱いで大してやる事もなく、ハゲ散らかしてお腹の飛び出た同級生達に合って、だれぞやのサイン貰って来てなんて言われるのもしょーもないので、ほぼゴロゴロして一日中食べてばかりでした。。。。御陰でこの有様です。。。
でも、こういう楽しい時はいっぱい飲んで食べたほうが良いと思います。普段ケアしてれば緊急の時にもいかように対応出来ますしね。大丈夫です。毎日自転車こぎますから！！！！
普段何もしないでこんな時にさらに食べると。。。どうなるか解りますよね？？？？愚の骨頂ですから。。。。
まずは年越し蕎麦。ってか九州なのでうどんです。実家では父がうどんを作るのが定番のようで、何度も何度ものし器を通してコシのある麺を作ります。
天婦羅はごぼうがピッタリ。。。もちろん、生麺ですので、死ぬ程上手かったですね。。。はい、うどん大好物ですから。。。。
お雑煮は地元ではこんな感じですね。こぶや椎茸で取った出汁に鶏肉や野菜がたっぷり入ります。お餅は近所の人が杵でついた丸餅で、久しぶりに杵つき餅を堪能しましたね。
昔からやっていた事なんですが東京で生活すると忘れてしまっていて、今回帰省して体験したあれもこれもが実に贅沢に感じましたね。。。。年取ったんですねぇ。。。
なんて言いながら元旦のお昼からサントイッチ喰ってました。スクラブルエッグのサンドイッチが食べたいとリクエストして姉に作ってもらいましたね。
一緒に頂いたのは、イタリア南部のムルジア地方名産のチーズ、ブッラータ。モッツァレラのような柔らかいチーズでカートを作り、内側に生クリームとフレッシュチーズを閉じ込めた最高の逸品です。パリで私がステイするアパルトマンの側のチーズ屋に時々出るのですが、出ると即買い。。。。店の兄ちゃんも私の顔を見かける度に『今日、ブッラータあるよ！』と声をかけてくれます。
何度か密輸しましたがやはり味が変わってしまい美味しくなくなるので、日本では食べられないのかなぁ？？？なんて思っていましたが。。。。。。良くお仕事をご一緒させて頂く、ヘアメイクの中野明海さんが日本で食べられる店を発見したそうで、おすそ分けを頂き、直ぐに失禁。。。。即教えて頂き購入しました。
今回、どうしても家族に食べさせたくて、年末の闇市のようにごったがえした伊勢丹の地下でイタリア産の最高のバルサミコと、スペイン産のフレッシュオリーブオイルと塩、フレッシュバジルも実家の側にはないという事で博多で購入して行ききました。日本人の口に合わせて風味が少し足りないのが残念ですが、まろやかなテクスチャーは本場に勝るとも言う程素晴らしかったですね。。。
が。。。。。家族には微妙。。。。。田舎の人はこういう物はダメなんですかね。。。。。
んで、もって帰る前に絶対食べておきたいのが生牡蠣。。。私も最後の晩餐に頂きたいのが生牡蠣ですから。。。地元では冬の時期に浜辺で焼き牡蠣を食べさせてくれる漁師小屋などもありまして、仕入れてまいりました。。。いやぁー食べたいという欲求は人間に驚くべき能力を与えてくれるもので、一心不乱に殻を開け続けましたね。。。私は一番好きなのがレモンとバターのブルターニュ風。。。。。その他、実家の側のスーパーに唯一あったハウスとかなんぞやの白ワインビネガーにバルサミコとタマネギのみじん切りを入れた、なんちゃってエシャロットビネガーを作ってみましたが、以外と上手く出来て好評でしたね。
ブッラータの反応の微妙さへのリベンジに、この日は同じチーズスタンドのリコッタチーズでサラダを作りました。茹でたブロッコリーとフレッシュのカリフラワー、トマトとハーブソルトで炒めた茸類。ドレッシングは無難にキューピーのイタリアンドレッシング。。。。
この解り易さは好評でしたね。。。。
東京で唯一ブラッータが食べれて、他にもモッツァレラやリコッタも食べれるチーズ屋さん『CHEESE STAND』のサイトへはこちらからどうぞ。
いやいや、、、、今、思い出してみても舌に残る甘美な記憶と痛切な後悔に苛まれて複雑な気分です。。。。パリに行けばまた美味い物が溢れておりますし、美味しい物を食べるのは私の数少ない趣味でもございます。。。
今後、少しセーブしつつも、まだ堪能しきれていない日本の冬の味覚を楽しみたいと思いますね。。。。
ってか、酒が一番太るんだよなぁ。。。。。。
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