2013-14 PARIS MEN’S COLLECTION Vol,4 | Die-co
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2013-14 PARIS MEN’S COLLECTION Vol,4

美しい春の日々、皆様いかがお凄しですか?桜も散りましたね。今年の桜はまた格別だった気がします。私は散歩花見でした。缶ビール片手に。段々酔っぱらって来るとなお一層綺麗に堪能できます。お試しあれ!

 

 

さて、メンズコレクションのダイジェストでございます。だらだらやってましたが2013-14 PARIS MEN’S COLLECTIONのリポートは最終回。

 

阿部千登勢さんがデザイナーを務めるsacai(サカイ)。日常の中に成り立つデザインを追求するsacaiですが、いつも通りの人好きのするスタイルに、今シーズンは少し大人なテイストがプラスされていました。ヘリンボーンを使いメンズウエアのクラシックスタイルを独自の解釈で表現し、ニットのマテリアルや、スカーフプリント等、嬉しいアイテムも充実しています。

 

sacaiのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

常に一歩先のワードローブを提案するのは、皆大好きなLANVIN。ビッグシルエットのトップスにスキニーなボトムスタイルが新鮮で、様々なクラシカルとモダンの融合を見事に見せてくれました。ボンディングしたマテリアルや流れるような美しいシルエットを描くラグジュアリーなウールの数々。アクセサリーも充実していて、人差し指と親指だけ素材を変えたフェティッシュなグローブは溜まりませんね。

 

LANVINのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

BERNHARD WILLHELMは相変わらず我が道を行くブッちぎりのコレクションを見せてくれました。会場に用意されたのはどデカいリップスティックと岩山。不思議なけったいな動きをするモデルちゃん達が着用している新作は、絞りやプリーツを多用したBERNHARDらしいアバンギャルドスタイルです。袴のように張りのある素材のパンツが新鮮でしたね。

 

BERNHARD WILLHELMのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

ペンシルバニア州のアーミッシュの文化をテーマにしたのはTHOM BROWNE. NEW YORK。アーミッシュの厳格な風習をイメージするかのように、スクエアなフォルムを提案しました。グレーや少しのネイビー、モノトーンを中心とするカラーを使い、ハットもアイウエアもバッグもパンツのカフスもスクエア。肩の張ったジャケットやアウターにも、アーミッシュの伝統的な衣装からインスパイヤされたオリジナルのキルティングが使われ、ファー使いのケープなんかも印象的でしたね。

 

THOM BROWNE. NEW YORKのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

パリではないのですが、素敵なコレクションでしたのご紹介します。MONCLER GAMME BLUE、言わずと知れたトム・ブランがデザイナーを務めるMONCLERのラグジュアリーメンズウエアのコレクションです。スコットランドのハイランドゲームスをテーマに伝統的なキルトスタイルに真っ向勝負をかけました。雪積もるの森の中から登場するルックはどれも個性的で、キルト男子としては溜まらんコレクションでした。

 

TMONCLER GAMME BLUEのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

こちらもアウェイ。KENZOは今回ミラノより先に開催されるピッティでのコレクション発表になりました。クリエイティブ・ディレクターのウンベルトとキャロル自身の中にあるアジアの血からか、今回のテーマはアジアの伝説からインスパイヤされ、今迄クリエイションしてた地上のジャングルから軽やかに空へと舞い上がります。秋冬のアウターなのにポップなカラーを使い軽く仕上げた物や、空をイメージする壮大なプリントや、パイロットや飛行機のデザインからインスパイヤされたモダンなルックも楽しかったです。

 

KENZOのリポートはこちらからどうぞ。

 

 

エディ・スリマンがクリエイティブ・ディレクターに就任して、メンズでは初のコレクション形式で作品を見せてくれたのはSAINT LAUARENT。誰もが何を見せてくれるか期待する中、彼が選んだテーマはロック。まるでミュージシャンのように若いモデル君達は肩をいからせ、髪をなびかせてランウェイに登場します。リアルなコーディネイトの中にスパンコールやエンブロイダリーのアイテムを取り入れたり、メンシュのシャツやネルシャツ等のレイヤーが楽しい、新しいロックスタイルを発表し、観客を魅了しました。

 

SAINT LAURENTのリポートはこちらからどうぞ。

 

総括なんかもやっちゃってます。お時間の無い方はこちらをどうぞ。

 

 

はい、今回はお茶間の間ジャーナリストという事で、東京でこたつでみかんな感じでユーストリームを楽しみました。ジャージ着てましたが、気分は最高におめかししてファースロトウでした。www

 

にしても良い時代になりましたね。以前はコレクション発表以降30日後とかじゃないと媒体で発表出来なかったり、使える画像は20点までとかいろんな面倒なルールがあったんですが、そんな事言ってると今じゃ誰からも相手にされなくなっちゃいますね。

 

進化してして行くファッション、これだけ出揃うとすぐにでもトライしたくなりますが、こちら来年のコレクションです。気になるアイテムを見付けた人は6月くらいからぼちぼちショップに並ぶので、足を運んでみて下さいね。

 

 

 

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TOKYO
stylist designer artdirector

雑誌・TV・映画・舞台等、スタイリングからディレクションまで幅広く活躍中。著書『ダイコ★のブランドパスポート』が発売中

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