2011年1・2月のおすすめの本をご紹介 | Numero TOKYO
Culture / Post

2011年1・2月のおすすめの本をご紹介

『メモリー・ウォール』
アンソニー・ドーア/著
岩本正恵/訳

さまざまな「記憶」が紡ぐ、繊細かつ雄大な物語
記憶を保存する装置を手に入れた認知症の老女を描いた表題作をはじめ、いつかは失われる「記憶」によって世界とつながる人々を描いた6つの短篇。人は思い出なしに生きられない、そして思い出の継承によって未来とつながれることを、優しく静かに教えてくれる。¥2,100(新潮社)


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『絶望名人 カフカの人生論』
フランツ・カフカ/著
頭木弘樹/編訳

希望を与えてくれる、絶望の言葉たち
『変身』等の作品で知られるカフカが遺した数々の名言を集めた本書。どれも恐ろしいほどにネガティブだが、読み進めるにつれて逆にポジティブになれる不思議な効果を持っている。名言を通して彼の生涯についても知ることができ、カフカ入門としても楽しめる。¥1,500(飛鳥新社)


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『0.5ミリ』
安藤モモ子/著

老人との触れ合いを通して出会う、生きる意味
事件に巻き込まれ職を失い、無一文となった介護ヘルパー。日々を営むために、彼女は見知らぬ老人に声をかけ、無理やり世話をして同居を始める。奇妙な生活を通し、次第に心が解放されていく老人たち。人を許すこと、そして生きる意味を教えてくれる感動作。¥1, 680(幻冬舎)


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2024.11.28 発売

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