西島秀俊の軌跡「苦しいこと、悔しいこと、いろんな思いがあってこそ今の僕がある」 | Numero TOKYO - Part 2
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西島秀俊の軌跡「苦しいこと、悔しいこと、いろんな思いがあってこそ今の僕がある」

Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
──第1話では為頼が無防備にうたた寝をするという、女性ファンならばうれしい悲鳴を上げたであろうシーンもありました。 「僕も撮影の合間にしょっちゅう、ああやって寝ています(笑)。あと甘いものが好きなんですけど、台本にもそれが反映されていたりします」
──方で為頼は、早瀬刑事(伊藤淳史)の要請を受け、警察への捜査協力を始めます。最初はあんなにも事件に介入することを拒んでいた為頼が、なぜ進んで捜査に協力することになったと考えていますか? 「まず、早瀬に犯因症(=犯罪を犯す人物の顔や外観に現れる特徴)の兆候が見えたということが、原作にはない一番のキーであり、為頼を動かした要因でもあります。とはいえ、早瀬に感情移入しただけでもない、正義感でもない、別の理由もあるんじゃないかなと。後々、明かされると思うんですけど、彼に妻がいない理由が関係しているかもしれない。それが傷なのかもしれないし、疑問なのかもしれない。そこは一家惨殺事件という物語の軸になる謎解きとともに、僕自身も楽しみにしているところですね」
──『ダブルフェイス』以来、再度コンビを組むことになった伊藤淳史さんとのお芝居はいかがでしょう? 「本当に素晴らしいです。いつもの彼とは少し違うチャレンジングな役柄だと思いますし、佐藤監督ともいい意味で火花を散らしている。現場でも、みんな、あっくんのシーンをワクワクしながら見ています」
──西島さんも出演された『チーム・バチスタ』シリーズでコンビを組んだ仲村トオルさんいわく“いないと寂しい。伊藤淳史欠乏症になる”と。 「それ、わかる。というか、もうすでにそんな感じになっています(笑)」

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