福士蒼汰のいまの気持ち「続けているうちに“欲”が出てきたんだと思います」 | Numero TOKYO
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福士蒼汰のいまの気持ち「続けているうちに“欲”が出てきたんだと思います」

Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
Numero TOKYO 79号 きっかけは“コレ”でした vol.52 米倉涼子
幅広い年代からの支持を受け、いまやラブストーリーにいなくてはならない存在となった福士蒼汰。高校を卒業してから、役者一本の道へ進み、現在22歳。「一度やると決めたことはちゃんとやり抜きたい」と、真っすぐで頑固な一面も垣間見えた。初主演となる月9ドラマ『恋仲』では、幼なじみを思い続ける社会人、三浦葵を演じている。「今回の作品は等身大に近い気がしている」と、自身が恋におちる“きっかけ”や、趣味の格闘技をはじめたことで感じた心境の変化について語ってくれた。(Numéro TOKYO 2015年9月号掲載

──7月にスタートした月9ドラマ『恋仲』は、ド直球のラブストーリーです。福士さんはラブストーリーに出演する機会が多いですが、その際に心がけていることはありますか?

「それぞれ作品性が違うので、常に心がけている、ということはないです。でも、今まで少女漫画原作のラブストーリーをやらせていただくことが多かったのですが、『恋仲』は原作のない完全オリジナルストーリー。だから、今回は特に取り組み方が違います。少女漫画が原作の場合は、やはり原作ファンの夢を壊してはいけないという気持ちがあります。でも、今回僕が演じるのはごく普通の男で、仕事に行き詰まったりしている生活のなかにラブストーリーがある感じ。そういう意味で、今回の作品は等身大に近い気がしています」

──少女漫画は女の子の理想の世界なので、カッコよくないといけないですしね(笑)。

「そうですね。自分は絶対言わないようなカッコイイ台詞とかがいっぱいあるんです(笑)。でも、『恋仲』の三浦葵は、どちらかというとカッコ悪い台詞が多いので、かなり人間味があるのではないかと思います。今回は原作という指針になるものがないので、本当に一から世界を作り上げていく作業です。それに、ごく普通の日常生活を描いた作品なので、役者同士のリアルな関係性や空気感も画面に反映されると思うんです。どれだけドラマの世界に入り込んで、生き生きと葵を生きられるかがチャレンジです。監督や共演者の方と話し合いながら、細かく丁寧に作り上げていきたいと思っています」

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