──妊娠されたのは、女優としてのキャリアもまだ7、8年の時期。出産に迷いはなかった?
「それはみんなに聞かれました。同年代の女優さんたちが、私の決断に衝撃を受けたことも後から知りました」
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萬田久子が語る現在と過去「モテる男性だったから、私自身も頑張れた」
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──周りはもう120%反対だったとか。脂の乗った時期ですよね。
「世間から見るといい流れに乗っているように見えたかもしれないけれど、そういう感覚は自分にはありませんでしたね。キラキラした可愛い子たちが次から次へと出てきて、この先、自分はどうなるの?と思っていましたから。でも、今振り返っても、自分が思ったことは最後までやり遂げたほうが後悔はしないだろうなと思います。もちろん、責任は自分が持たなければいけないですけど」
「世間から見るといい流れに乗っているように見えたかもしれないけれど、そういう感覚は自分にはありませんでしたね。キラキラした可愛い子たちが次から次へと出てきて、この先、自分はどうなるの?と思っていましたから。でも、今振り返っても、自分が思ったことは最後までやり遂げたほうが後悔はしないだろうなと思います。もちろん、責任は自分が持たなければいけないですけど」
──妊娠は望んでいたのですか?
「今思うと、彼の子じゃなかったら…自分はどういう選択をしていたのでしょう、ねぇ…。たら・ればの話をしてもしょうがないですけどね」
「今思うと、彼の子じゃなかったら…自分はどういう選択をしていたのでしょう、ねぇ…。たら・ればの話をしてもしょうがないですけどね」
──ご自身の選択だったのですか?もしくは、相手の方やどなたかが背中を押してくれたとか。
「後押しはないですよ。すべて『自分』の選択です。…でも、たとえパートナーの協力がなかったとしても、私のことだから、どこかで楽しく息子と暮らしていたかもしれませんね」
「後押しはないですよ。すべて『自分』の選択です。…でも、たとえパートナーの協力がなかったとしても、私のことだから、どこかで楽しく息子と暮らしていたかもしれませんね」
Photos:Yasutomo Ebisu Styling:Tsugumi Watari for Self Interview & Text:Atsuko Udo