前田敦子のターニングポイント「きっかけは“コレ”でした」 | Numero TOKYO - Part 4
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前田敦子のターニングポイント「きっかけは“コレ”でした」

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──やっぱり自分で体験して得たものは大きいですね。 「ほんと大きいですね。あと、人は危機感を感じないと何にもできるようにならないんだなって」
──確かに。それから半年がたちますが、前田敦子はどう変わった? 「これという変化はないのかもしれないですね。AKB48時代は、ありがたいことに毎日忙しく過ごしていて、不思議なんですけど、記憶があまりないんです。でもAKB48をやめた後に、ひとりでいろいろやっていたときの記憶はすごくハッキリしていて。これから何をしていきたいのか?とか、そのときに抱いた「私はこうなりたい!」と考えているときの気持ちをすごく覚えています。悔しい気持ちをバネにしたりするように、そういう気持ちって忘れないものじゃないですか。とは言っても、私はそれほど悔しい思いをしてきたわけじゃないけど、そんなふうに考える時間が必要だったんだと思うんです」
──どんな「私」になりたい? 今後のプランはできました? 「30代を素敵に過ごしたいんです! その準備を20代でやりたいので……まずは女優の仕事を楽しめるようになりたい!今はまだ悩みも多いし、女優という仕事は一生、悩み続けていく職業だとは思うんです。でも、ほかの女優さんの話を聞いていると、同じように悩み続けているって言っていても、そうやって話す彼女たちって、何だかすごく楽しそうに見えるんです。だから、私もそうなりたい。28歳くらいに「なりたい私」に近づけたらいいですね」

前田敦子(まえだ・あつこ)

1991年生まれ。千葉県出身。2005年にAKB 48オープニングメンバーオーディションに合格し、12年に卒業。07年には映画『あしたの私のつく方』で女優デビューし、11年『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』で映画初主演を務めた。13年は『クロユリ団地』に出演。ドラマ『幽かな彼女』(フジテレビ系毎週火曜22:00〜22:54)では初の教師役に挑んでいる。

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