Art / Editor’s Post

深瀬昌久、ホンマタカシ、川内倫子ら、日本のフォトグラファーが参加するBLM運動支援

先日、編集部内で「10万円、何に使う?」という話題になったのですが、実のところ私はその時点ですでに大半を使い終えてしまっていました。。

使い道は、写真家によるいくつかのコロナ関連のプロジェクトへの寄付を目的とした写真購入。1枚150ドル、あるいは100ポンドという破格の値段で、好きな作家や初めて知った作家の写真を数枚買いました。そのうちの何枚かが届き、まず1枚だけ部屋に飾ったのですが、写真を見ればこの先もずっと緊急事態のことを思い出すことになるということに気づき(遅い)、ますます買ってよかったと思った次第です。

そんな折に今度は、人種差別に反対し、インクルージョンや平等に積極的に取り組んでいる組織や団体の募金活動を支援するために立ち上がった「Japanese Photographers 4 Black Lives Matter」という取り組みが6月19日(金)からスタートしたことを知りました。

© Yuji Hamada / Courtesy PGI via japanesephotographers4blacklivesmatter.com
© Yuji Hamada / Courtesy PGI via japanesephotographers4blacklivesmatter.com

このプロジェクトでは、プリントを150ドルで販売し(25ドルが写真家に支払われ、もう25ドルが制作費、カード手数料を引いた残りが寄付)、購入した人自身が6つの団体からどの団体に寄付するかを選べます。寄付先の詳細はこちらに。

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Japanese Photographers 4 Black Lives Matter was created to help raise funds and awareness for organizations and causes that take an active stance against racism and for inclusion and equality. Changing systems, raising public awareness, and compelling people to take action happens one person at a time. We hope that this project and the initiatives taken by others can inspire us all to ask “What can I do to bring about change?” Racism is a problem for all of us—by reaching out across borders, we aim to be accountable to both our local and global community, joining forces against racism and injustice wherever it occurs. In bringing this project together, the participating photographers have expressed their commitment to these goals and appreciation for an opportunity to help. Japanese Photographers 4 Black Lives Matterは、人種差別に反対し、インクルージョンや平等に積極的に取り組んでいる組織や団体の募金活動を支援するために設立されました。 制度や世の中の意識を変え、人々に積極的な行動をとってもらうには、一人一人が一斉にアクションを起こす必要があります。このプロジェクトと私たちのとる行動が、「変化をもたらすために自分には何ができるか」と自問自答するきっかけになることを願っています。人種差別は、私たち全てに関わる問題です。 国境を越えて手を差し伸べることで、地域社会とグローバルコミュニティの双方において、人種差別や不正が起きているあらゆる場所で力を合わせて立ち向かう責任を持つことを私たちは目指しています。 このプロジェクトを共に実現するにあたって、参加した写真家たちはこうした目標へのコミットメントと、支援の機会に対しての感謝の気持ちを示しています。 Proceeds will go to supporting the following spaces: 
@blackvisionscollective @blackvotersmtr @theokraproject @eji_org @migizimn @blklivesmatter All prints $150 each 19 June – 20 July, 2020 #blacklivesmatter

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参加する写真家は、深瀬昌久、ホンマタカシ、川内倫子、志賀理江子、鈴木理策、野口里佳、横田大輔、米田知子、花代、永瀬沙世、西野壮平、Nerhol、濱田祐史、水谷吉法、片山真理など現在約30名(今後さらに増える予定だそう)。Numero TOKYOでお世話になっているフォトグラファーの方々も名を連ねていらっしゃいます。

© Masahisa Fukase Archives
© Masahisa Fukase Archives

© Rinko Kawauchi
© Rinko Kawauchi

©︎ Noguchi Rika / Courtesy of Taka Ishii Gallery
©︎ Noguchi Rika / Courtesy of Taka Ishii Gallery

© Tomoko Yoneda, courtesy of ShugoArts
© Tomoko Yoneda, courtesy of ShugoArts

© Risaku Suzuki / Courtesy of Taka Ishii Gallery
© Risaku Suzuki / Courtesy of Taka Ishii Gallery

販売期間は7月20日(月)まで。期間内エディション無制限の作品も、エディション50までの作品もあるようです。

自分にできることは何だろう? まずは勉強かなぁ……などと悶々としてしまう私のような人間が小さなアクションを起こしてみるきっかけとなるような企画。どれにするかはまだ悩み中ですが、10万円の残り、あっという間に使い切りそうです(ちょこっとオーバー)。使い道を迷われている方のご参考になれば。

Japanese Photographers 4 Black Lives Matters
japanesephotographers4blacklivesmatter.com/

Profile

井上千穂Chiho Inoue ウェブ・コンテンツ・ディレクター。『Numero TOKYO』創刊に参加し、エディターとして主に特集を担当。2011年に卒業後、ウェブマガジン「honeyee.com」「.fatale」の副編集長をつとめ、19年よりNumero TOKYOへ出戻り。外出自粛生活を機に念願のクラシックギターを購入。映画『ビフォア』シリーズのセリーヌ(ジュリー・デルピー)と『はじまりのうた』のグレタ(キーラ・ナイトレイ)のような弾き語りを理想に掲げ、イメトレには余念がない、二児の母。

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