Beauty / Post
森星、美しさの理由「2016年の目標とその先にある夢」Hiroko.Kのビューティノート vol.6
年を重ねるようにレイヤードする香り
M「ちなみに、いまの私に似合う香りってどんなものなんでしょう? とっても気になる」
H「ジャスミンかな。その中でもオーガニックのジャスミン。可憐な女性にはやっぱり白い無垢の花が合うのよ。ジャスミンって薄い花だから、香水にするときも芳香成分が壊れやすくなかなかか香りが出ないの。だから特にオーガニックで作るのってすごく大変。オーガニックジャスミンって、とても貴重なの。それをココナッツオイルでと合わせて甘みを出したHiroko.kの香水『ムーンライト&ジャスミン』がおすすめ。白い可憐な花は若い女性だけの特権。その花がどんな香りを放つのか、そしてこの先どう成長していくんだろう?って」
M「人生のそのときどきに、合う香りがあるんですね」
H「そう。たとえばラベンダーだとフランスでは10代の男の子が似合う香りとされているの。イノセントなイメージを含んでいて、彼らにとっての懐古的な気持ちになれる香りだから」
M「私はラベンダーの香りは母を思い出します。香りの記憶ですよね」
H「女性は18歳から20代になると柑橘系、その後はフローラルで、小さい花から大きな花になっていくのがいいと思う。大人の女性にはどんどん深い香りをレイヤードしてほしい。イランイランとかを重ねて自分の香りを作っていくといいかなって。星ちゃんは、まだまだこの先変化していくから、今はジャスミン。清々しい甘さの中にちょっと可憐なフローラルね。大人になったら、お母さまの好きなガーデニアの匂い、グリーンノートにイランイランを足して、そこにジャスミンを重ねると深みがでるから。大人になったら、それね」
M「オーガニックのフレグランスは重ねても臭くならないですよね! 振りかけてレイヤードしても強くならないし、きつくならない。だからオーガニックな香りがいいなって思います。Hirokoさんのつくる香りも、母がつくった香りも、1回つけても10回でもきつくならずに広がりますよね。そういう香りをこれからも選んでいきたいです」
H「星ちゃんはフレグランスアーティストの素質もあるわね!」
Photos : Akihito Igarashi Stylist:Naoko Toida Hair & Make-up:Mifune Beauty Director:Hisako Yamazaki Interview & Text:Shizuka Horikawa Edit:Yukiko Shinmura