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いま話題の「植物オイル美容」その効能は? Hiroko.kのビューティノート vol.4

オイル豆知識…バラの効能、良い見分け方とは?
「エッセンシャルオイルの種類は効能の違いよりも、好きな香りで選んで…と冒頭でお話しましたが、私の原点はローズなんです。そこで、ローズについてご紹介します。バラの花びらがどうしてあんなに美しく、夜露にも負けず咲いているのかというと、実はあの花びら自体がワックスで包まれているからなんです。自分が持っている油分で守っている。それを蒸留すると、エッセンシャルオイルとローズウォーターが抽出されます。ローズの効能は殺菌効果と、収斂効果があるので血管を引き締めます。サウジアラビアのモスクでは、今でもバラ水を吹きかけて汚れを取っているという事実もあります。すごく魅力的な花なのですが、バラは扱いも難しい植物なんです。例えばお花屋さんでバラを買ってくると、花びらの端が茶色くなっていることがありますよね。あれは火傷なんです。植物は土に植わっているときは、ずっと太陽に当たっていて、花びらの温度は60〜70度くらいになっています。植えられているうちは茎を通して土地面で冷やされた水分が循環することで温度を保っているのだけど、それをぱっと切られたら、熱を逃がせなくなります。熱を持ったままの花と花がぶつかりあって火傷してしまう。だから、バラは暗いうちに摘んだものを花と花があたらないように冷やして保管して、それからオイルにする。生き物から採るものだから、血液と一緒で、エッセンシャルオイルというのは、植物が自分をメンテナンスするための白血球みたいなもの。それを抽出しているのがエッセンシャルオイル(精油)で、私たち人間の肌にも相性がいい。特別な魔法みたいですよね、だから肌に効果的な美容液になるのです」
Photos:Koji Yamada Beauty Director:Hisako Yamazaki Interview & Text:Shizuka Horikawa Edit:Yukiko Shinmura
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近藤 Hiroko(こんどう・ひろこ)
日本におけるオーガニックパフューマーの第一人者。Ecocert認証を取得するフレグランス&コスメティックブランド「Hiroko.K」を手がける。これまで、アロマテラピーアソシエイツを初めて日本に導入したほか、マンダリンオリエンタルホテルにて客室で提供する香りをプロデュースするなど、日本人の繊細な感性を活かし、和の心を「静と動」の香りで表現し、香水のあり方に革新をもたらし続けている。
情報はこちら! http://www.hiroko-k.com/

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