Beauty / Feature
ビューティエディター山崎尚子の美容生活「香りを楽しむ冬のコスメ」
吐く息が白くなる寒い冬の日は、上質なカシミヤのニットの下にお気に入りの香りをレイヤードして楽しみたくなる。今月は“香り”をキーワードに、気になる4つのコスメをご紹介。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年3月号掲載)
J_Oフレグランスヘアミスト[50ml]¥2,800/Jantje_Ontembaar(ヤンチェ_オンテンバール 03-6812-7106)
遊び心が詰まった、贈り物にも嬉しいコスメ♥
香取慎吾がディレクションする「ヤンチェ_オンテンバール」から、グリーンシトラスに香る新しいコスメが誕生。こちらのヘアミストはヒマワリ種子油、オリーブ果実油などの植物オイルがたっぷり入り、乾燥する今の季節の髪の毛をしっとりまとまりやすく整えてくれる。アンファーが処方開発を手がけ、確かな効果もお墨付き!アン・メ ミディアム キャンドル[220g]¥25,000/Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン ジャパン 0120-00-1854)
目を閉じれば、田園で過ごすうららかな春へとトリップ
ルイ・ヴィトンのパフュームド キャンドル・コレクションに新しい香りが仲間入り。「永遠に続く春で室内を満たすこと」とインハウス・マスターパフューマーのジャック・キャヴァリエが語るように、火を灯した瞬間に刈り取ったばかりの草の新鮮なグリーンノートと甘酸っぱいフルーティなブラックカラントが柔らかにふんわりと香り立つ。
レプリカ オードトワレ コーヒー ブレイク[100ml]¥14,500/Maison Margiela(メゾン マルジェラ 03-6911-8413)
彼と彼女のコーヒーを巡る香りの物語
舞台は、凍るような冬のストックホルム。コーヒーショップに座り、きめ細かな泡をすすった瞬間に全身にホッと溶け出すコーヒーの苦味と温かみ――。マルジェラの新フレグランスは、こんな幸せな冬の日常の光景を香りに閉じ込めた。コーヒーの香ばしさとミルクのほのかな甘さを絶妙にブレンドしたスーパーモダンな冬の香水。
Cutout Photos : Maya Kajita Edit & Text : Hisako Yamazaki
Profile
山崎尚子Hisako Yamazaki
フリーランス・エディター。早稲田大学卒業後、出版社へ勤務。20代後半にロンドンへ2年間留学をして、London College of Communication(LCC)にてグラフィックデザインと写真を学ぶ。『VOGUE JAPAN』のビューティ・エディターを経て、『Numero TOKYO』創刊メンバーとして参加。ビューティ・ディレクター/エディトリアル・ディレクターとして、美容全般を手掛けた。現在Numero TOKYOにおいて、女優やモデルのビューティストーリーをはじめ、芸能関係のヴィジュアルページを担当。企業マーケティング、ビューティアドバイザーとしても活動。世界を巡る旅は、趣味を超えたライフワーク。