John Galliano交代劇からはや1年が過ぎました。
その間、多くのデザイナー名が挙げられるも、
未だ、次期デザイナーの発表には至っておりません。
好評続きのコレクションを発表し、
今期を最後にJil Sanderを辞任したことでDiorへ移籍か?と話題のRaf Simons、
1年前から最有力株として囁かれるHaider Ackermann、
可能性は低いながらも注視される元Chloeデザイナー、Hannah McGIibbon。
どんなに噂が飛び交っても、淡々とコレクション発表を続ける
現Dior デザイナー、Bill Gaytten。みなさま、どうか彼の存在を忘れないでください。
確かに彼には、ジャーナリストが飛びつくネームバリューはありませんし、
びっくりするようなコレクションの発表もありません。
が、奇をてらったデザインではなくとも、最高級のリアルクローズを提案し、
Diorの売上げを伸ばしているとも噂されています。
彼が次の秋冬に掲げたテーマは、Soft Moderity。
着やすく愛らしいコレクションが発表されました。
Diorの次期デザイナー発表は、まだ少し先になりそうです。
Ako Tanaka
Dior by Bill Gaytten
Profile
ako tanaka
TOKYO
editor in chief
編集長。ミラノで雑誌や広告などに携わった後、帰国後はフリーランスのスタイリストとして活動。スタイリストやファッションエディターとして活躍後、2005年11月『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)も好評発売中。
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