私の中の藤原紀香さん | Ako Tanaka
Ako Tanaka

私の中の藤原紀香さん


 
 
最初にあったのは、彼女が上京してきたころ。
 
すご~い逸材なのに、まだ全然売れてないんだよね~と、
小誌でも連載を持つ米原康正氏に声をかけられ、彼が編集者として、
私がスタイリストとして、 Flashの撮影でご一緒させていただきました。
 
その素材の希有さと、そこには存在していないようなスタッフへの気配りの細やかさで、
見た目と彼女の素材感がかけ離れてるな~と、ギャップに思ったのを今でも鮮明に覚えています。
 
それからかれこれ20年が経ち、今回の撮影が実現しました。
もちろん、売れに売れた彼女ではあっても、変わらぬ腰の低さと
仕事への情熱は変わらず、そのまっすぐな熱意は、今でも私の心を打ちます。
 
撮影実現に至るまでのやりとりで、私の本気をぶつけると、
彼女の本気の返事が戻ってきました。数回のやりとりを経て得た結論が、この人は、本気だな、と。
 
彼女は、プロのスタッフへのリスペクトを持ち、
自身もプロの素材として最高の状態でこの日の現場に現れ、
カメラの前やインタビュアーの前で自身をさらけ出す。
 
今回のセッションで、藤原紀香の真の魅力に
またひとつ触れた気がしました。
 
みなさまもぜひ。

誌上初共演!片岡愛之助×藤原紀香、お互いへの愛を語る

片岡愛之助インタビュー「結婚して人生への考え方が変わった」

特別付録・Fendi「FF スプラッシュ柄」扇子付き増刊号はこちら

Profile

ako tanaka
TOKYO
editor in chief

編集長。ミラノで雑誌や広告などに携わった後、帰国後はフリーランスのスタイリストとして活動。スタイリストやファッションエディターとして活躍後、2005年11月『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)も好評発売中。
ako tanaka│blog│numero.jp Numero TOKYO エディターズブログ

Backnumber

Recommended Post